Soheyさんの映画レビュー・感想・評価

Sohey

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ファーストフード・ネイション(2006年製作の映画)

3.4

ずさんな管理体制、不法移民への労働・性的搾取、売上至上主義にうんざり。
マックは一生食べません!!

空に聞く(2018年製作の映画)

-

『息の跡』『二重のまち』と観てきたけど、いつも印象的なのは人との距離。
震災以後・以降と切り分かれたような記憶をつなぎとめる意味でも観て良かった。

パリでかくれんぼ(1995年製作の映画)

3.8

ファンタジーを抜いた『セリーヌとジュリーは舟で行く』のような話で、やっぱりミュージカルシーンがキュート。
ちょっと歌ヘタなマリアンヌ・ドニクールが良い。アンナ・カリーナの貫禄。余韻を残すラストも好み。

彼女たちの舞台(1988年製作の映画)

3.6

約1年ぶりのジャック・リヴェットはキャラクターがすごく魅力的なのに、ストーリーが割と凡庸だったことに改めて気づいた。あえてなのか回収していないあれこれもあったり。
ミュージカルのシーンはないけど、演特
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異人たち(2023年製作の映画)

4.1

あのホラーテイストなファンタジーがここまで変化するのが不思議。
クィアの男性を主人公にしたことでの引き立つ孤独感、両親に話せなかった・理解してもらえなかった後悔が伝わり、ダイナーのシーンでは「良かった
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ドリーマーズ(2003年製作の映画)

4.0

ルーヴルを走り回るシーンの多幸感よ!
映画愛とエロと5月革命。

それぞれが3面鏡に映る構図が完璧。
人間離れしたエヴァ・グリーンの妖艶美。

劇場版ブルーロック –EPISODE 凪(2024年製作の映画)

2.8

「めんどくさいめんどくさい」うるさい。凪はまったく魅力的じゃない。
題材はサッカーだけどキャラクターの個性だけで成立しているような作品なので、サッカーは“がわ”なだけのように感じてしまう。

仕立て屋の恋(1989年製作の映画)

3.3

個人的にはイールの健気さにまったく感情移入できなかったし、ついには私といたほうが幸せとか言っちゃって幻滅。。
サンドリーヌ・ボネールの美しさたるや。

WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

3.7

これほどまでに切ないゲイのラブストーリーは初めて。
親へのカミングアウトを果たせなかったラッセルと、彼の心の隙間を埋めるグレン。
2人のナチュラルが愛おしかった。

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.8

ネル・タイガー・フリー素晴らしい。
特に痙攣の演技が秀逸。

リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

3.7

なんてキュートなアニメーション。ぼわーっと手法が味わい深い。
これも一種のバンリュー映画なのでは?

プリシラ(2023年製作の映画)

3.5

あどけない少女から強い大人になっていくプリシラに対して、誠実だった憧れの存在から手に負えない子供になっていくエルヴィスの対比がよく描かれていた。
てか14歳に手を出すエルヴィスってやばい。
ケイリー・
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貴公子(2023年製作の映画)

3.4

パク・フンジョン監督作にしてはそれほどノレず。
キム・ソンホのミステリアスなキャラクターが目立ちすぎて他が少し弱い気がした。

ガールズ・ステイト(2024年製作の映画)

4.2

舞台はミズーリ州。
ボーイズよりも議論が建設的でひとつひとつの問題に向き合っていた印象。
ステート内での男女差別(ホールでは男子がセンター、女子がサイドに座らせられ、女子は服装の)にも切り込んでいく。
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恋するシェフの最強レシピ(2017年製作の映画)

3.4

大好きチョウ・ドンユイがかわいい。金城武のダンディ×コメディのバランスもよい。

ゴッドランド/GODLAND(2022年製作の映画)

3.6

とにかく自然、自然、自然。そして支配した側のデンマーク人とされた側のアイスランド人のジレンマが少ないセリフのなかで伝わり、キリキリとした緊張感が漂う。それが爆発するルーカスとラグナルの闘いの激しさたる>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

オープニングで映る銃の陳列棚と子どもたちに順位付けするオヤジの描写で「あぁやべえ奴だ」とすぐ分かる。
兄弟を演じたキャスト4人が素晴らしい。ザック・エフロンの肉体バケモン。顔のかたちが昔とまったく変わ
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

1.5

ビジュアルは悪くなかったけども完全にNot for Me作品。不快指数MAX。
フラッシュバックの映像とか陳腐に思えた。
ミア・ゴスだけ最高。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

サンドワームに乗るシーンは大興奮!
スティルガーの盲信さが怖い。
ストーリーはけっこう単純。救世主となったポールはたぶんここから転落していく。政略結婚を自分から言っちゃってる時点でダメ。
チャニの動向
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美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

3.8

「生き延びることがアート」って壮絶すぎる。
家族という呪いを捉えたドキュメンタリーでもあった。
サックラー家と被害者たちがオンラインで顔を突き合わせるシーンが強烈。
彼らの名前がガラスから消えたのも感
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成功したオタク(2021年製作の映画)

3.9

推しへの距離感や気持ちの向き合い方を考えさせられる映画だった。
オタクのどこへ向けたらいいか分からないやるせない怒りや悲しみは、その痛みを分かち合える人と共有し語り合うしかない。
監督が中学時代の日記
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

IMAX GTレーザーで。
原爆開発、妻と元恋人との関係、スパイ嫌疑、政府との軋轢。様々なドラマが入り乱れた180分。
個人的には映像よりも音、特に爆発音、無音から大勢が床を足で鳴らすシーンの音が頭に
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.6

アハマッドのうるうるした瞳に惹き込まれる。
大人たちがみんな冷たい。
申し訳無さそうに「おじいちゃんもう少し早く歩いてください」とお願いするアハマッドのドギマギ感かわいい。

ラストのノートに挟まって
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パリのランデブー(1994年製作の映画)

3.6

ロメールお得意のマンスプ&講釈垂れ男が少しかわいそうな「パリのベンチ」が一番好み。

「7時のランデブー」のすれ違いも好き。

ラブリセット 30日後、離婚します(2023年製作の映画)

3.7

カン・ハヌルがここまで振り切ってるの見ていて楽しい!
チョン・ソミンは要所要所でうなぽんに似てる。

妹役のファン・セイン(初めてお目にかかります)がめちゃいい味出していた。

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.2

ビジュアルとしては目を見張るシーンがあったけど、お話としては普通というかどっかで見たことあるようなストーリー。

美しき仕事 4Kレストア版(1999年製作の映画)

3.6

クレール・ドゥニ監督のQ&A付き先行上映で。
なんと美しい兵士たちの肉体、アイロンをかける仕草。
外国人兵士のアイデンティティ、男として認められたいガルーの嫉妬。

ラストのドニ・ラバンのダンスが忘れ
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エルドラド ナチスが憎んだ自由(2023年製作の映画)

3.9

『大いなる自由』の補足として鑑賞。
1920年代、今よりもLGBTQの人々が自由を楽しんでいた時代があり、ナチスの台頭(でもそのナチスにもゲイの将校がいたり)によってその自由が奪われ、ドイツで同性愛を
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ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

3.4

たまにはこんなジェイクもいいよね。どうやったらあんな胸筋になるのですか。
オリジナルはゴールデンラズベリー賞にもノミネートされた作品らしいが、なぜそこに目をつけたダグ・リーマン。ジョエル・シルバーのお
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憎しみ(1995年製作の映画)

4.2

バンリュー(郊外)映画の傑作を劇場で初鑑賞。
オープニングからエンディングまで衝撃。
若いエネルギーと怒りが全編にこもっていながら、
3人のやりとりは軽快かつユニークで楽しい。
ヴァンサン・ランドンま
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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

1.6

このレビューはネタバレを含みます

佐藤健が全然かっこよく映ってない。出てくるキャラクター全員の顔が土色の顔してて、色調おかしくね?って思ったらエンドロールでカラリスト6人くらいいて、笑ってしまった。

物語としては、難病ものと倦怠期も
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コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

避妊は犯罪、中絶も犯罪、個人の銀行口座も作れないって女性にとって地獄でしかないアメリカ絶対住みたくない。

最後は憲法改正のハッピーエンドだったけど、現在のアメリカがまた共和党の保守派のせいで中絶が禁
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NN4444(2024年製作の映画)

3.7

個人的には「洗浄」が刺さった。四足歩行のわしゃわしゃした感じが気持ち悪くて好き。

具体的な共通テーマはなくとも4作品ともにどこかつながっている感じもよかった。

ブルーイマジン(2024年製作の映画)

3.6

性被害を受けたひとたちの声と怒りがダイレクトに伝わってきた。

毎月のようにセクハラ、パワハラのような問題が湧き上がる映画業界って本当に嫌なところだと思ってしまう。
けどそれでも作りたいって人たちの真
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