Soheyさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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バッド・チューニング(1993年製作の映画)

3.5

『エヴリバディ・ウォンツ・サム』の前日譚のよう。
高3が新高1のケツをバッドで殴るホモソ儀式とかアメリカに生まれなくてよかったわ。
あんなパーティを一度は過ごしてみたい人生だったけど。

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.3

「腐敗したカトリック教会・警察と贈収賄で結託したカルテルが、市場開放を目指す理想家の若手ベンチャー起業家をつぶそうとする。起業家は教育がなく世間知らずで搾取されまくり、闇販売に糸口を」というsaebo>>続きを読む

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.6

「心より先に脳が壊れていく人たちへ」という冒頭の字幕が印象的。
左右二分割のスクリーンで描かれる老夫婦の最期の日々。
発作や記憶が薄れていく様子が克明すぎて観るのがつらい。。
アルジェント名優じゃん!

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.8

『ミスター・ロボット』のサム・エスメイル監督作。
インターネットがつながらないことによる情報遮断で人が疑心暗鬼に陥る姿が克明に描かれる。
「NASA」「Bikini Kill」などTシャツで物語を暗示
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市子(2023年製作の映画)

3.6

話は読めた感じはあったが、とにかく杉咲花すげー。エンディングも好き。
中田青渚久々にスクリーンで観れて感激。

ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

4.1

とにかく料理がめっちゃおいしそう。
調理の様子が丁寧に描かれて匂いまで伝わってきそうだ。
劇伴を配して食器の音が響く、ウージェニーとドダンのいるキッチンは優しく、かつエロティックに見えた。

マリの話(2023年製作の映画)

3.1

中島歩のトークショーがなければ観てなかった。
行き当たりバッタリ感がありすぎてそこまでノレず。
ホン・サンス好きなのは伝わった。

あと成田結美の発見は嬉しい!

王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

3.9

前情報なしに観たので始まって15分で、「あぁ大変な作品観に来ちゃった」と思ったけど、ずっと画面に釘付け。

まるで濱口竜介監督作品の中の本読みやワークショップシーンのみを切り取ったような映画。濱口監督
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ベイト(餌)(2019年製作の映画)

3.6

フィルムの傷、後付けされたセリフ、クセの強い映像表現のなかで繰り広げられる物語が切ない。

結婚のすべて(1958年製作の映画)

3.8

上原謙が最高にかっこいい。
この時代の結婚相談所っていまのマッチングアプリ!とか真面目だと思ってたヒロシが一夫一婦制に疑問を抱えてる姿とかは現代と価値観変わってないな。

最高殊勲夫人(1959年製作の映画)

4.3

ラスト最高すぎるだろっ痛快!
自由奔放な杏子、皮肉屋でクールな三郎の丁々発止のやりとりも楽しい。

驟雨(1956年製作の映画)

4.0

倦怠期夫婦の噛み合わない会話が面白い。
シリアスな展開になりそうだけど、能天気にそれが過ぎ去るラストもユーモラス。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.2

横溝正史のミステリー meets 妖怪なストーリーで面白い!
水木しげるの戦争体験も色濃く反映され、バリクソな家父長制に立ち向かう
ゲゲゲと水木のコンビがかっこいい。

ほかげ(2023年製作の映画)

3.6

塚本晋也監督による子供視点での戦争体験記。しっかり生々しい。
人間性を保つことへの難しさ、人間同士のつながりといった“人間”の話。
ワンシチュエーションの前半とロードムービーになる後半の対照的な空間演
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メロスたち(2023年製作の映画)

3.7

一番印象的だったのは、照明の佐藤くんのことば。
おそらく曽田くんに最初は良い印象を持っていなかったことが分かる。
でもいまは演劇に夢中で一生懸命な曽田くんを認めてる。
きっと普通の高校では2人が交わる
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東京流れ者(1966年製作の映画)

3.6

黄色や白、赤を背景に戦うシーンがかっこいい!

同感〜時が交差する初恋〜(2022年製作の映画)

3.5

韓国を舞台にした青春映画版『オーロラの彼方に』。
現代と1999年の流行り言葉やカルチャーが出てきて楽しかった。
ストーリーとしても斬新さはないけど、さわやかな青春映画で良かった。

英題『Ditto
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殺しの烙印(1967年製作の映画)

3.5

殺し屋たちの戦いがだんだん意味不明な展開に。
日活社長が怒ったのも分かるような。。

真理アンヌの狂気じみた笑い声がずっと残ってる。

命は安く、トイレットペーパーは高い(1989年製作の映画)

2.7

監督も反省していたけど、アヒルの屠殺シーンや大便咀嚼シーンは不快。
ゴダールが言う「映画の文法を壊す」ってそういうことじゃないでしょ。

タイガー・ストライプス(2023年製作の映画)

3.3

生理を不浄なものとするイスラム教圏(でも中華系の人もいっぱい住んでるよね?仏教)のマレーシア。
無邪気な12歳ザファンが初潮を迎えたことで生じる身体や友人関係を、場暴力的に、コミカルに、ファンタジック
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ディス・マジック・モーメント(2023年製作の映画)

3.5

リム・カーワイの全国ミニシアター行脚。
行ったことのある金沢のシネモンドや行ってみたい劇場でたくさん出てきてうれしかった反面、口々に語られる火の車経営の実情きびしー。。
映画館行こう。

GIFT(2023年製作の映画)

3.1

石橋英子の生演奏ありきの『悪は存在しない』の別バージョン。毎回演奏の内容が変わるので、同じ上映は二度はない。
段階としては『GIFT』の制作から生まれたのが『悪は存在しない』らしい。
貴重な上映だった
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春の画 SHUNGA(2023年製作の映画)

4.0

まさか陰毛の描き方でこんなに感銘を受けるとは!
歌川広重とか葛飾北斎ってあくまでデザイナーで、その絵を完成させるための彫り師と摺り師の職人技めちゃくちゃ大事なんだ。ある意味では歌川、北斎よりすごい!
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渇水(2023年製作の映画)

2.7

セリフや展開がくさすぎて全然ノレなかった。

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.5

イーニドの「自分以外全員バカ」って感覚やだんだんとファッションが派手になっていく自己防衛本能わかってしまう。。
スーさんと山内マリコさんのトークショー面白かった!

川辺の過ち(2023年製作の映画)

3.7

16mmのざらつきを見せつつ、完璧に計算された画面設計。
スクリーンから大量のピンポン玉が出てくるシーンで目が覚めた。すげー!!

ミマン(2023年製作の映画)

3.6

韓国版『街の上で』のような変わりゆく街(鐘路)が舞台の群像会話劇。
ハングルで「ミマン」はいろんな意味があるみたい。
そんな定義できない関係性のキャラクターたちの日常的な風景を望遠レンズで捉える。
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正欲(2023年製作の映画)

4.1

原作に感銘を受けたものとしてはこれ以上ないくらいの映像化。
大学生のエピソードが削られてるのは残念だけど、夏月(ガッキー)が寝ているベッドが水で浸されていくシーンは出色。

PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ(2022年製作の映画)

4.0

めっちゃオモロ!って思ったら『毒戦』のイ・ヘヨン監督!

イ・ハニ演じるチャギョンとパク・ソダム演じるユリコのシスターフッドの関係性に惚れ、カーテンを駆使したクライマックスのアクションが出色だった。
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毒戦 BELIEVER 2(2023年製作の映画)

2.8

サスペンスアクションとしては見応えあったけど、『毒戦』の続編としては10点くらい。

前作のラストにつながる空白部分を描いていたけど、何の前情報も入れなかったので途中までリュ・ジョンヨルの役がオ・ソン
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.6

「マーベル終わりや…」と叫ばれるようになったけどもこれは気軽に観られて楽しかった!
たしかにドラマ部分はカマラに頼りすぎだし、キャロルもっと感情見せろや!とはなる。
ヤン王子役のパク・ソジュンもチョイ
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左様なら(2018年製作の映画)

3.1

「ファミじわ」経由の日高七海見たさに鑑賞。
陰湿な役がほんとうにうまい、似合ってる。影の主役。

4人の小さな大人たち(2023年製作の映画)

3.2

フィンランド版『1122』的な話。

現実はあんなにうまくいくわけない。大人たちのわがままで犠牲になるのはきっと幼い子どもたち。

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.9

復帰してもいつものカウリスマキで安心。
ワンちゃんもかわいい。

ユッシ・バタネンのオンラインQ&A付き。
優しい表情が印象的だった。

フィンガーネイルズ(2023年製作の映画)

3.5

物語としては破綻ぎみだけど、ジェシー・バックリーの繊細な感情の揺れや表情の変化が楽しめた。
恋愛関係って機械とか第三者のお墨付きがなきゃ、安心できないものか。劇中の診断機は不安を増長させるだけだろう。
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花腐し(2023年製作の映画)

2.8

売れねえ脚本家同士で過去の女性をSEX中心に未練タラタラと思い出に耽ってそんなに刺さらず。
序盤の葬式の喧嘩シーン気持ち悪い。

MINAMOちゃんは良かった。