soramametonさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

どんな手を使っても銃規制強化法案を成立させたい”やり手ロビイスト”スローンの最後の切り札とは___?

”ロビイ活動”とかはニュースなどでたまに目にする用語ですが、実際何をしているのかわかってはいなか
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コロンバス(2017年製作の映画)

4.0

固定カメラから映し出されるシンメトリーの建造物

装飾品 小物類の配置の巧みさ

奥行きを感じさせる空間の妙

極力音楽を廃した自然な音

計算されつくした構図

構造物と癒し


父に愛されなかった
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靴ひも(2018年製作の映画)

3.7

あ~、そうなるか~。
正直これからってところで、う~ん、そーかぁ。

私としては悲しい展開はいらないかなぁ。父と子のやりとりをもっと見ていたかったし、周りの人たちとのおふざけをもっと見ていたかった・・
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アレクサンドリア(2009年製作の映画)

4.0

時代はローマ帝国支配下のエジプト、知と信仰の中枢アレクサンドリア図書館。そこに勤める哲学にすべてを捧げる女性ヒュパティア、ヒュパティアに従い密かに慕う奴隷のダオスを中心に物語は進む。
新興勢力キリスト
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メカニック(2011年製作の映画)

3.3

たまにどうしようもなくジェイソン・ステイサムが観たくなる。
これは恋なのだろうか?・・・イケナイ恋・・・。
ハゲだから好きなのか? 好きになったのがたまたまハゲなのか?
あふれ出る色気なのよね。イ・ロ
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さがす(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ポン・ジュノっぽい。
完全にポン・ジュノの影響が感じられる。

最近の日本映画は骨がないと感じていた私としてはもろ手を挙げて『ごめんなさい。私が間違っておりました』と満面の笑顔で頭を下げられる。土下座
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

3.5

アメリカで誰もが夢見たゴールドラッシュ。一攫千金を狙う悪党どもの血で血を洗うゴールド争奪戦。勝ち取るのはいったい誰? 的なモノを想像していたのだが、”ゴールデン・カムイ”みたいなの、題名も似てるし・・>>続きを読む

欲望のバージニア(2012年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

禁酒法時代のバージニアを舞台に密造酒を醸造する不死身と謳われたボンデュラント三兄弟と警察?保安官?補佐官?まあ、今でいう警察組織との反目?を描く真実の物語。

次兄のフォレストが圧倒的にかっこいい。喧
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.3

これは

セッ○ス布教活動家によるセッ○ス普及ムービーなのか?

と、いうことで

モテぬ私にゃまったく怖かないもんね。後ろ振り向いてもダーレもついて来ないしね…システム的にイケメン・イケジョホイホイ
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

4.0

いや~、韓国映画界すげーわ。

日本だとここまで徹底したバイオレンスアクションを作れる気がしない。

主人公の女の子の演技がえぐい。優等生で親思いな女の子からの豹変の仕方、瞬きをしないことがいかに人間
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.7

この手のセクハラ問題でいつも思うことなんだけど、権力を盾にスケベ心を満たそうとするカメ頭オヤジが絶対悪いんだけど、そのスケベ心を巧みに操ってキャリアアップを狙うカメ使いオンナがいるのも事実なんだよね。>>続きを読む

怒り(2016年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

これははまらまかったですね。
”怒り”があまり感じられなかったです。

たて続けに韓国サスペンスを観た弊害でしょうか? 圧倒的に物足りない。
犯人も言動がちぐはぐに感じられてのめりこめなかった。サイコ
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壬生義士伝(2002年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

なんか思ってたカンジと違った。

浅田次郎の同名小説を元に作られているのだが、小説版の吉村貫一郎の自害のシーンはもっと壮絶でもっと鬱陶しくてもっと情けなくてもっと切なくてもっと美しかったと記憶している
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母なる証明(2009年製作の映画)

4.3

ポン・ジュノ監督すげーわ。

オープニングでおばちゃんが枯草かき分けて踊りだした時には何を見せられてんだと怒りすら覚えたが、ちゃんと繋がってんのね。

胸が苦しくなる。

いけないことだけど同情してし
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モネ・ゲーム(2012年製作の映画)

3.9

意外なめっけもん。おもしろいじゃないっすか。

英国のメディア王にモネの贋作を売りつけちゃおうってお話し。

コリン・ファースのくそ真面目な顔で計画をことごとくしくじっていくのが可笑しいったらない。
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.2

あまり韓国映画を観てこなかったことが悔やまれるぐらいの傑作映画。

マーシュランドを観てもやもやしてしまい、マーシュランドのレビューで似ているらしいことが分かり、もやもやついでに視聴。

オープニング
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マーシュランド(2014年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

この重っ苦しさまるで北欧サスペンスかって感じです。あと後味が悪い。

上空からの画が多用されているのが印象的です。
スペインの政治に詳しくはないのですが、少し前(1980年より前)は共和国だったんです
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シャーケンシュタイン/フランケンジョーズ(2016年製作の映画)

1.8

マッドサイエンティストが考えた答え、最強×最強=めっちゃ最強という訳で、鮫×フランケンシュタイン=シャーケンシュタイン。天才なのかバカなのか? 世に放たれた最強モンスターを相手に人類は生き残れるのか?>>続きを読む

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.1

いやぁ~~、渋い。渋すぎる。『どんだけ茶っ葉煮出したらこんな渋くなんだよ~』って言いたくなるくらい渋い。俳優が渋けりゃ内容も渋いそれに加えてクライマックスの選曲まで渋い。

東西冷戦下のイギリス。英国
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告白(2010年製作の映画)

3.8

もう10以上前の作品なんだ、へぇ~、びっくり。
芦田愛菜ちっちゃいし。橋本愛わかー。

いちいちドラマティック。うざいくらいに。演出過多で観ていて疲れる。

告白する人物によって思いや主張や考え方が違
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悪人(2010年製作の映画)

3.9

演技派俳優縛りで映画を作ってみました的な映画。

なかでも樹木希林、深津絵里の演技がすごい。樹木希林が完璧に田舎のおばーちゃんになってる。綺麗な深津絵里が孤独を抱える野暮ったい田舎のネーチャンにちゃん
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

3.8

夏秋編のレヴューに冬春編でおかあさんの失踪の理由がわかるのではないかと書きましたがそんなことは微塵もなく、お父さんに関しては全くの皆無でした。

常にドラマ性を求めている自分を恥じました。
この物語は
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

検視官親子に緊急の検死体の解剖依頼が舞い込んだ。この死体は一家惨殺事件の起こった家の地下に半身が土に埋められてた状態で発見されたものだ。親子は美しき女性の身元不明死体”ジェーン・ドウ”の検視を始める。>>続きを読む

12モンキーズ(1995年製作の映画)

4.2

謎のウイルスが蔓延し野生動物が徘徊する地上を逃れ、地下へと潜った人類、科学者たちは囚人の男にウイルスの原因を探る任務を特赦を餌に与え、発端と思われる1996年にタイムトラベルすることとなった。

独特
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.0

世界的な大ヒットミステリー小説”デュダリュス 完結編”の出版に向けて、言語人口の多い翻訳家9人がある屋敷に招集される。一見豪華な屋敷ではあるが、自前のPC・スマホなどは取り上げられ通信手段はない。外と>>続きを読む

リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

3.9

田舎の素朴の生活を淡々と描いている。
東北の小さな集落”小森”。そこで生き、自然から頂くたくさんの恵みを丁寧に食する。あたたかい人たちと支え支えられる関係性。古き日本の農村の営みがそのまま現代までなん
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アンダーワールド(2003年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ヴァンパイアと狼人(ライカン)の戦いを描いた本作。ワイアーアクションあり、銃撃戦ありで”マトリックス”の影響を感じます。
世界観は好みではあるのですが、ヴァンパイアは身軽な人ぐらいな感じであまりヴァン
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セミマゲドン(2018年製作の映画)

2.0

突如巨大ゼミに襲われるロスアンゼルス。生き残るのはセミか人間か?
セミVs人間の生死をかけた戦いの火ぶたがいま切って落とされる。

私はなぜこれを観始めたのだろう? ふと我に返った私はすっかり冷めて
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

氷をバリバリやるのはわかる。一人だとたまにやる。さすがに体に影響でそうな異物はないけど。
赤ちゃんとかおもちゃを口に入れるよね。あの感覚はなんとなくわかる。私も小さい頃、ビー玉やおはじきを口に含んでた
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ボヤージュ(2013年製作の映画)

2.5

これは

均整のとれた男性の裸体をこころゆくまで堪能しなければならない天国(=地獄)なのか?

意味はありそう。ありそうだが理解ができない。私が悪いのか? この作品の問題なのか? ネタバレとか参考に再
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HERO(2002年製作の映画)

3.9

秦王にとって難敵であった趙の”長空” ”飛雪” ”残剣”を倒したと嘯く謎の男”無名”。褒美は賞金と秦王に近づける権利。この男の真の狙いとは。

特筆すべきは映像の美しさ。背景、建物、衣装、色彩、小物に
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リザとキツネと恋する死者たち(2014年製作の映画)

4.0

こんな映画あるんだという驚きと監督の異常なまでの日本愛を感じるポップなダークファンタジーラブコメ。

ここまでブッ飛んでるとむしろすがすがしい。あの歌に踊り、トミー谷が癖になるー。ディスコ調のリズムに
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ディナーラッシュ(2000年製作の映画)

3.9

いや、おもしろいっすよ。
有名レストランで巻き起こるドタバタコメディー風。洋画版のちょっと過激な三谷映画って感じです。

登場人物がそれぞれ個性的。
昔気質な頑固ギャングオーナー。オーナーに反発する女
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.8

ジョン・ウィックシリーズ第3弾。

なんだか今回は実害があったわけでもなく、ホテルで殺してしまったからという理由で懸賞金をかけられ相変わらず殺し屋に命を狙われます。
これまでは孤立無援でジョンVsその
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第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

3.8

19世紀ベトナム、14歳の少女が第三夫人として大地主の邸宅へと嫁いでくる。美しい風景を織り交ぜながら描く女の苦悩と悲哀。

ゆったりと流れる大河のように淡々と日常が描かれていく。
妻たちはそれぞれの立
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.2

とにかく劇中の音楽が秀逸。自然に音楽に合わせて体が揺れる。お爺ちゃんのラテンバンドもいい。

親子、夫婦、仕事の再生のお話し。
特に息子とのぎくしゃくとした関係が、徐々にほぐれていく過程がとてもいとお
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