金正恩さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

イベント・ホライゾン(1997年製作の映画)

4.0

1997年に公開されたSFホラー映画で、宇宙空間を舞台にしたストーリーだよね🌌👻 監督はポール・W・S・アンダーソンだったと思う😆✨

物語は、失踪した宇宙船「イベント・ホライゾン」の捜索に向かった救
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静かなる叫び(2009年製作の映画)

4.0

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品。

全編モノクロなので他のドゥニ作品とは毛色が違う。
普段は色彩と照明が際立った絵作りをしているだけに、モノクロの違和感が気になる。

母性を軸にしたテーマはドゥニっぽい
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

4.0

メキシコで暴動が起こる映画。

日常系アニメのように昨日と同じ明日が来ますみたいな淡々とした調子でずっと暴動やってる。
暴動を収束させた軍が当然の権利のように誘拐ビジネス始めるのも流れるように自然な展
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PIG ピッグ(2021年製作の映画)

4.0

ある日突然飼っていたブタを盗まれたニコラス・ケイジが海原雄山と化して厨房に立つ映画。

冒頭20分くらいは『ジョン・ウィック』と全く同じ展開で笑った。
アレックス・ウルフが出てきたあたりからこれはヒュ
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レフト・ビハインド(2014年製作の映画)

3.5

キリスト教の患難前携挙説を基にした映画。

作中で人が突然消えるあれは、善き人が黙示録前に天に召される携挙というもの。
キリスト教を信じていない不信心者は破滅する地球に取り残されるので、『レフトビハイ
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連邦議会襲撃事件 緊迫の4時間(2021年製作の映画)

4.5

2021年アメリカ合衆国議会議事堂襲撃事件を描いたドキュメンタリー。

事件現場の映像と参加者のインタビューだけで構成されるストイックな作品。

時系列順に丁寧に描いているものの、デモ隊側の思想が思想
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ジャーヘッド(2005年製作の映画)

4.0

戦闘シーンが無い戦争映画として有名。

グランジみたいなモヤモヤを抱えた青年の独白が延々と続く異色のストーリー。
『フルメタルジャケット』の湾岸戦争バージョンだが、落とし所は結構違う。

サム・メンデ
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モスル~ある SWAT 部隊の戦い~(2019年製作の映画)

4.5

イスラム国非占領期のモスルを舞台にした映画。

第二次世界大戦後最大の市街戦と言われるモスルの戦いを描いているだけあって、迫力ある戦闘シーンが絶え間なく続く。

各国の軍事組織が入り乱れる非正規戦のカ
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デンジャー・クロース 極限着弾(2019年製作の映画)

3.5

ベトナム戦争時のオーストラリア軍を描いた映画。

タイトル通りのド派手な砲撃シーンが素晴らしい。
撮影中に死人出るんじゃないかってレベルで発破がすごい。

良いところはそのぐらいで映画としてあんまり面
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フォートレス・ダウン 要塞都市攻防戦(2019年製作の映画)

3.5

トルコのディヤルバクルにおけるクルド人の分離独立運動を描いた映画。
トルコで作れるわけないので隣国シリアの制作。

映画の大部分は市街戦のシーンでストーリーはあってないようなもの。
実際に市街戦に参加
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エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE(2010年製作の映画)

4.0

『エリート・スクワッド』シリーズの2作目。
前作の方が面白かった気がするが、観たのが10年以上前なので全然内容覚えていない。

ブラジルのリオデジャネイロを舞台に軍事警察特殊部隊とマフィアの抗争を描い
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.5

ドゥニ・ヴィルヌーヴのフランス語時代の作品。

ヒューマンドラマとミステリーを行ったり来たりする展開なので序盤はストーリー進行の遅さが気になる。
しかし、セリフで明示しない伏線が見事なのでしっかり観と
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プリズン・サバイブ(2008年製作の映画)

4.0

一般男性が不幸から刑務所にぶち込まれ生き抜くために何でもする映画。

自宅に侵入した泥棒がドジだった、護送車の後ろの席のヤツにダル絡みされる、刑務所内のギャングの抗争に巻き込まれる、このレベルの回避不
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.0

豪華俳優出演系ミステリーの第二作目。

前作ではキャストが豪華である事に直接触れなかったが、今作ではそれが前面に出されている。

ワンカットだけの端役でセレブがバンバン登場するのでもはやミステリーであ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

原作読んだ方が良い説と読まない方が結末が分からなくて面白い説の二択で迷った結果、途中まで読んでから観た。

まず3Dである事が不安だったが、試合開始と同時に不安は消し飛んだ。
これしかない、そんな確信
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クライシス(2021年製作の映画)

3.5

アメリカのオピオイド危機を描いた映画。

DEA捜査官、新薬開発に携わる研究者、そして被害者の一般人の3つの視点で構成される。

ドキュメンタリーだったらこの構成もありだと思うが、映画としては軸がブレ
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.0

1930年のオリジナルは観てないです。

意外だったのは映像の美麗さ。
戦場のクオリティーは想像通りだったが、後方での日常風景や時折り挿入される自然が良かった。
戦場の過酷さと自然の美しさの対比が反戦
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オーバードーズ 破滅の入り口(2022年製作の映画)

3.5

『あるいは裏切りという名の犬』のオリヴィエ・マルシャル監督作品。
仏西合作の犯罪スリラー映画。
ここまで全部面白そうなんだけど、ぶっちゃけつまらなかった。

スペインの犯罪組織がフランスに麻薬を密輸す
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ウルフズ・コール(2019年製作の映画)

3.5

非現実的すぎて全く緊張感がない。
コメディーかな。

自国のSLBM搭載原子力潜水艦の核攻撃を止めるという趣旨のストーリー。
要するにキューバ危機の再現なのだが、これが全くもって非現実的。
核攻撃を途
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

『ソーシャル・ネットワーク』を彷彿とさせるハイテンポ会話劇が魅力。
132分と長めの上映時間にも関わらず、ダレることなくラストまでスムーズに進行されていた。

大仰な邦題とは裏腹にストーリーラインは割
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アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場(2017年製作の映画)

4.5

フィンランドの継続戦争を描いた映画。

戦況はアニメーションでサラッと説明されるのみで、メインは戦場と兵士。

冬戦争では戦争に負けはしたものの、戦闘では圧勝し数多くの英雄を生んだ。
それに対して継続
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アドレナリン(2006年製作の映画)

4.0

設定ありきの出オチ映画かと思ったら最後までそれで行くんかい。

バイクに乗って一人タイタニックをやるシーンとショッピングモールに車で突っ込むシーンは特に好き。

チェスター・ベニントンが出演してる事は
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デス・レース(2008年製作の映画)

4.0

ポール・W・S・アンダーソンたまにめっちゃ良い映画作るやん。

テンポ良く頭の悪い暴力が繰り広げられるありそうでないアクション映画。
改造車のイカれ具合では『マッドマックス』に匹敵するかもしれない。
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ボウリング・フォー・コロンバイン(2002年製作の映画)

3.5

いくら何でも偏り過ぎで恣意的な内容。
これでドキュメンタリーを名乗るのはおこがましい。

メディアは分かりやすい悪役を求めている、という批判がそのままこの作品にブーメランとして返ってくる。

そんな中
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.0

世界三大オチ知ってる映画の一角を成す鬱サクセスストーリー。

内容は知ってるものの、実際に観てみるとストーリー進行が巧みで想像していたよりも気分が沈む。
誰にでもある事にも関わらず答えが出る問題でもな
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.0

MCUの第30作品目。
チャドウィック・ボーズマンの追悼回。

メインはやはりブラックパンサー亡き後の世代交代。
1本まるまる使って新世代へのバトンタッチが行われる様は感無量だった。

資源を持った小
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.0

お料理カルトの奇行を眺めて笑うブラックコメディー映画。
笑ってはいけない超高級レストラン。

仲良くない親戚の葬式みたいな面白さがある。
厳かな雰囲気の中でひたすら笑いに耐えるので、最後の方はもう何で
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

4.0

思っていたよりDCファン向けの内容だった。

予習復習ゼロだったので絶妙に見覚えはあるけど細部までは思い出せないモヤっと感が終始あった。

JSAの面々がMCUとキャラが被っていてコレじゃない感がすご
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ロード・オブ・カオス(2018年製作の映画)

4.5

Mayhemを中心とするブラックメタル・インナーサークルを描いた映画。

監督はBathoryの元ドラマーであるヨナス・アカーランド。

時系列順に描いていくがドキュメンタリーという訳ではなく多分に創
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

ネコと和解せよ

新海誠は頭に拳銃を突きつけられて無理矢理ヒット作を作らされているのか?

無難なテーマと曖昧な主張、ロードムービーなのに掘り下げられないキャラクター、万人受けするありきたりな映像。
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カラダ探し(2022年製作の映画)

4.0

GANTZかと思ったらペルソナでした。

何も知らずに観たから浜辺ではしゃぐ系の青春映画だと理解した瞬間に笑った。

予想外の青春要素も良かったけど、ホラーバトル映画としての演出も面白かった。
死に覚
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劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥(くら)き夕闇のスケルツォ(2022年製作の映画)

4.0

ボス戦のクオリティー鬼高くて驚いた。
これ作った人すごいわ。

ストーリーはいつもの陰キャの妄想甚だしくて草って感じ。
でもこういうのが良いんだよな。
こういうので良いんだよ。
一生やってろ。

ザ・コントラクター(2022年製作の映画)

3.5

これと同じ作品が100個ぐらいあると思う。
ありきたりで既視感が拭えない量産型ハリウッド映画のテンプレ。

何か新しい事があるかと期待しながら観たけど結局最後まで何も無かった。

線は、僕を描く(2022年製作の映画)

4.5

スクリーンから陽光と初夏の香りが溢れ出るかのような圧倒的な清涼感がすごい。

ポカリスエットのCMかと思った。京アニみたいな青春がそこにある。
横浜流星はもはや2次元の存在なのではなかろうか。

夏が
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.5

大脳新皮質は座標系で世界を認識するという事を視覚的に理解できた。

ロボットの心理を映像から伺い知るという構成が素晴らしく、上映中ずっと考えさせられる内容だった。

哲学的なSFとしても素晴らしいが、
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

劇団っぽさがすごい。
ループものという脚本先行になりがちなプロットもそうだし、俳優の演技もそうだし、天丼多めのコメディ演出もそう。
下北沢とミニシアターの境目に位置するような作品。

その反面、映像の
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