taatさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

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 本作のファッションは、イーニドのキャラ造形においてとても重要な役割を果たしている。のちに『ラ・ラ・ランド』(2016)を含む数々のハリウッド大作にも関わるメアリー・ゾフレスが手がける本作の衣装だが、>>続きを読む

親密さ(2012年製作の映画)

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映画の冒頭、ビデオテープを通して、演劇のリハーサルを確認するシーンがある。

荒い画質のその画面を、作中舞台の脚本と演出を務める主演の二人が見返す。どうやらあまり良い出来ではない反応で、ビデオカメラで
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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ただの駿のポートフォリオやん。

って一回目は思ったので、二回鑑賞した!繰り返し見てよかった。

まず最初にがっかりしたのはこれまで楽しかったジブリ作品とは全く違う方向性で作られていたこと。

これま
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イノセンツ(2021年製作の映画)

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かなり面白かった!
サイキック・スリラーとかいう馴染みないジャンルだったけど、ミニマルで常に張り詰めた空気感がかっこよかった~。

団地内というワンシチュエーションは秀逸。
「家だけ」より広くて「街全
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バービー(2023年製作の映画)

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割と構造が複雑だなと感じたのは、バービーランドとリアルワールド、そしてさらに外側に私たちの現実世界があるということ。

バービー達はバービーランドとリアルワールドのギャップ(特に男女差に関する)から、
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

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作中のお茶についての考察は、映画という作品についても同様のことが言えるのではないか。

味、つまりストーリーも大事だけど、その作品の背景や作り手の所作、そしてそこに鑑賞者が何を見い出すのかを問われてい
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I Am Easy To Find(原題)(2019年製作の映画)

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私たちの人生はどこにでもある平凡なものかも知れない。
それだけで美しく、感動に溢れている。