taatさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

カモン カモン(2021年製作の映画)

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・この映画自体が、平凡なことを永遠にして、伝えてくれていること
・この映画を眺めていることは、静かで平穏だけど明日からの人生は色がつき、さまざまなことが待ち受けていること
・子供は大人が思うより考えて
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Pearl パール(2022年製作の映画)

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「夢見る少女」をここまで狂気的に、残酷に、でも現実的に描いている作品は今まであっただろうか。。
薄暗い家畜小屋の隙間から見える外の世界へ、ぱっと扉が開くオープニングや、無限に広がるコーン畑のそばを自転
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

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美術・衣装・映像が素晴らしかった。
日本の美しさと、パリの美しさどちらも表現されていて、観ていて飽きなかった。

もちろんルーブル美術館を舞台としたシーンは見ごたえすごい。首のないニケの彫刻を背景にし
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ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

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面白い!
単純にワンショットでスリリングな作品として楽しめた。
社会的なテーマが作品の重厚感を増させるというか、現実にある怖さだということを感じさせてよかった。

個人的により強く狂気を感じたのは、集
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

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ひとつの出来事で理想の人物像が崩れてしまう。
この作品で起きたことくらいビッグな出来事じゃなくても、けっこう身近な人間関係でも起こりうるものかなと感じた。特に恋人とか一緒に暮らしてみると、あれ?こうい
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

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死生観がテーマの作品として、最終的に気持ちよく観られたのは、どちらかというと「生」の方に重きを置かれていたからかな。

死は常に隣り合わせにあって、誰にも訪れるものだけど、身近にあるからこそ、生きてい
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ある男(2022年製作の映画)

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キャッチコピーにある愛の物語というより、その人のアイデンティティーへのテーマ性を強く感じた。
それに社会的なメッセージに関しても、近年特有の鬱陶しさはなく、より視聴者に深く問いかける要素となっていた。
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そばかす(2022年製作の映画)

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母、父、妹、女友達、男友達など出会う人々との関係性のなかで、主人公が自分のなかの「声」をだんだんと表出していく様子が描かれている。

特に自分は父親との関係性が素敵だなと感じた。

「チェロは人間の声
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別れる決心(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

傑作。

複数の事件と登場人物が交差しながらも、
一つの結末に向かっていく脚本がとても美しい。

この監督の作品を他に見たことがなかったけど、少し変わったカットが多く、独特な雰囲気にのめり込めたことも
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

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テンポ良く、面白かった。

ディカプリオの、顔真っ赤にしながら発狂するやつ、いいよね!