たるたるごさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

たるたるご

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地球防衛軍(1957年製作の映画)

4.0

これまでビデオ(まだDVDがなかった頃)でしか観ておらず、今回4K版を大きなスクリーンで観て、本作の抱いていたイメージが大幅に上書きされた。
冒頭から美しく、惹かれるものが...10代の頃は相当偏った
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ソウルに帰る(2022年製作の映画)

5.0

素敵な監督と主演俳優さんだった。本作品の創作のきっかけになる出来事も聞けてラッキーでした。
ずいぶんと昔になるが在日の20代だった友人が、自分のアイデンティティについての苦悩を打ち明けてくれたことがあ
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ハート・オブ・ストーン(2023年製作の映画)

4.0

8/11配信開始の本作を前日にスクリーンで鑑賞。
ガル・ガドット主演というだけでも気になっていたのですが、さらにアーリヤー・バットも出演ということで凄いというか、何だかズルい(笑)。
またアクション映
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ふたりのマエストロ(2022年製作の映画)

4.0

父子3代にわたる普遍的な家族の物語でありながらも、クラシックの名曲に彩られ、ラストは、えっ⁈ 本当にこれをクラシックの殿堂スカラ座の舞台でやっちゃう!って少し驚いてしまいました。
ぎくしゃくした親子関
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機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編(1982年製作の映画)

5.0

今回、劇場版 機動戦士ガンダム 三部作を通して、あらためて思ったこと。あれから40年以上の時を経ても好きでいられる物語を創造してくれた製作者さん達に感謝しかありません。
高校受験の時にアニメは卒業と思
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機動戦士ガンダム II 哀・戦士編(1981年製作の映画)

5.0

久しぶりに聴く哀・戦士 。当時も何度口ずさんだことか。
初見した10代の頃にはそんなに関心度が高かったわけではないランバ・ラル大尉の年齢をいつの間にやら追い越し、繰り返し観ていく内に1番思い入れの強い
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機動戦士ガンダム(1981年製作の映画)

5.0

劇場版シリーズの公開を映画館で観たのはⅡ 哀・戦士編から。
なのではじまりの機動戦士ガンダムを大きなスクリーンで初鑑賞できてラッキーでした。
繰り返し観てきた物語なのに何度踏み直しても枯れることなく味
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特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

4.0

TVシリーズは観ていたのですが、劇場版を映画館で鑑賞したのは初めて!
わかっちゃいるのですが、楽器が奏でる音がやっぱり良くて作品の世界観がより輝いてみえます。
青春の物語を新作で長く観続けられるのは、
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アウシュヴィッツの生還者(2021年製作の映画)

5.0

不条理で悲惨な戦時下を生き抜いてきた主人公の、いや終戦後も彼を支え生きてきた家族の物語、そして実話でもある。
戦時中も、そして平穏なはずの戦後も苦しみ続けた主人公の痛み、それを近くで支えてきた家族の苦
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さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

5.0

30年ぶりに観た本作は、こんなにも胸が苦しくなる作品だったのか。
20代後半で観た初見の時よりも主人公たちの生き様が心に深く染み入る。
それにしてもどの国、どの時代でも、繰り返し同じ過ちを犯すのは何故
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我が人生最悪の時 4K デジタルリマスター版(1994年製作の映画)

5.0

濱マイクが久しぶりに大きなスクリーンに帰ってきた。
30年前の公開時からとても思い入れの強いシリーズ。
また永瀬正敏さんや南原清隆さん達とほぼ同世代ということもあり、何故だか劇中の人物たちとも一緒に歳
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

5.0

最初からわかっちゃいるが、早速続きのPART TWO が早く観たい。
スパイ大作戦のBGMが劇場を後にしても脳裏から離れない。
劇中の登場人物たち同様、イーサン・ハントをどこまでも信じて追いかけていき
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裸足になって(2022年製作の映画)

5.0

胸を締めつけられながらも、同時に胸アツな作品でもありました。
失意と安堵を繰り返し、常に私たちの気持ちもザワつき、揺すぶられ...振り幅が大きくなった中でのラスト...何があっても灯火を絶やさなかった
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K.G.F:CHAPTER 2(2022年製作の映画)

5.0

CHAPTER1から2にかけてのスケール感のアップに驚かされ、終盤はずっと鳥肌ものだった。
久しぶりにここまで持っていかれるかと思うくらい、心を揺すぶられた。
成り上がりだけの物語で終わらない圧倒的な
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K.G.F:CHAPTER 1(2018年製作の映画)

4.0

CHAPTER1 だけでずいぶん気持ちが盛り上がって(興奮して)しまった。
できる限り前情報を入れず観にきたのだが母親の言葉を糧にのし上がり、強大な相手へと立ち向かうという、とても明快なストーリーでぐ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

宮﨑駿監督の集大成⁈を早速鑑賞。
前情報がない分、妙にドキドキできて良かったです。
同時に何も無い分、つい監督の過去作を想起したり、また比較したりもしてしまうのですが、それも楽しかったり。
今回は一層
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ドラゴン怒りの鉄拳(1972年製作の映画)

4.0

スクリーンで観たブルース・リー は無茶苦茶カッコよかった。
公開当時、劇場でブルース・リー出演作を観て、ハマった人たちの気持ちが何となく理解できた。
非常にシンプルな構成で、揺るぎない勧善懲悪の世界観
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

4.0

台湾のオリジナル版も素敵だったこともあり、日本版の本作も早速初日に鑑賞してきた。
オリジナル版同様、面白かった!むしろ京都弁でわかりやすく(味もあって)、楽しく観させてもらえた。
何より京都の街並みも
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炎上する君(2022年製作の映画)

4.0

生き辛さを口にしながらも、その逆境を跳ね返すだけのエネルギーを有した主人公の2人。
少し突飛に思える行動もちょっと笑えるけど、決して嫌じゃない。
近くにいたら火傷しそうな感じもあるけど、2人がかけてく
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古の王子と3つの花(2022年製作の映画)

4.0

3つの物語の王子の生き様が実に清々しく美しい。
他責にせず、自らの意志で逆境にも打ち勝っていく。それも淡々と表情や感情をあわらにせず。
それが物語の展開と映像にもとてもマッチしていて、一層作品世界を色
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658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

4.0

物語の前半と後半で主人公に対する思い入れがここまで変化するのは珍しいかも。正直前半はかなり鬱憤が溜まる展開でしたが...。
振り幅が大きかった分、迎えるラストシーンでとても安堵した気持ちに。
多くを語
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テノール! 人生はハーモニー(2022年製作の映画)

4.0

オペラ座の内部を眺めるだけでも得した気分!
物語的にもオペラもたくさん聴けて、身近な人たちを大切にしなきゃとも思わせてくれて、ハートフルな内容で思って以上にほっこり楽しめた。

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.0

インディ、有終の美を飾る⁉︎
どんな超人的な冒険者も老いと家族の問題には...。
さすがに御大、自らの身体に鞭打ってのアクションは減ったものの、色んな乗り物を乗りこなしての大活躍は流石!
自分が生きて
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国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)

5.0

隣国で世代もそう離れていない、同じ長男としての立場でありながら、あまりにかけ離れた主人公の生き様に全編通して涙してしまう。
国は違えど、先人たちが築き上げてきた土台の上に今があることをしみじみと感じ入
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小説家の映画(2022年製作の映画)

4.0

試写会のアフタートークで、筒井真理子さんが語っていた通り、私たちは映画館へ毎年1-2本の新作を介して、ホン・サンス 監督へ会いに行っているという言葉がとてもしっくりした。
本作でも安定の監督節で、いつ
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告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)

5.0

これは結末を知っても、もう一度劇場で再鑑賞したい!と思える面白さ。
目の前に提示される情報を常に信じ込まされ、そして上書きされ、それが堪らなく心地よくもあり。
何重にも張り巡らされた状況とそれを隠すた
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

4.0

思いの外、怖くないと思ったのは、ミーガンを擁護したい⁉︎ と思えたから...かも。そもそも悪いのは......ねぇ。
色々鉄板な展開だけど、ある意味ミーガンだけを楽しんで(集中して)観れて面白かった!

氷の微笑 4K 30周年記念レストア版(1992年製作の映画)

4.0

30年前にスクリーンではなくビデオで見た本作とは明らかに別物でした。
映画好きもそうでない人も本作を知らない人は皆無と言えるくらいセンセーショナルで有名な作品だったはずなのに...当時は作品の本質的な
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

5.0

物語途中で、これは前作と違うものを観せられているのでは⁈と少し危惧しましたが、後半はかなり前のめりでスクリーンに食い行ってました。
それにしても、まさかのシドニアの掌位(編隊)が見れるなんて(笑)。
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

5.0

無茶苦茶スケール感あって、面白い!
作品世界に吸い込まれるように魅入ってしまいました。
「RRR」とは違った魅力で、長くロングランしていたのも納得!
それにしても女性のお客さまの占有率が高いのですね。

マガディーラ 勇者転生(2009年製作の映画)

4.0

新文芸坐の「絢爛!S・S・ラージャマウリをご存じか?DAY」へ。
本日1本目は「#マガディーラ勇者転生」。
全くの前情報無しで観たのですが...軽い(笑)、でも面白い!
監督の作品は「RRR」しか観て
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海の上のピアニスト 4Kデジタル修復版(1998年製作の映画)

5.0

本作も再上映がかかると何度でも劇場へ足を運んでしまう1本。
その上、今回 オノセイゲン氏による音響調整という贅沢な上映(その上トークイベントも!)。
あらためて映画は映像と音楽が対にて完成される芸術だ
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王になった男(2012年製作の映画)

4.0

駐日韓国大使館 韓国文化院 主催による「韓流20周年記念 韓国映画上映会」にて「王になった男」を鑑賞。
2013年公開作品を今頃初見で鑑賞。
大使館お墨付きの作品とあって、安定した面白さ。
それにして
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さよなら銀河鉄道999 -アンドロメダ終着駅-(1981年製作の映画)

5.0

私にとっての青春映画は間違いなく、銀河鉄道999。再上映の度に観に行ってしまう作品。
まさに中二の時に公開されて、それ以来ずっと患い続けているのだから仕方がない。
何度も何度も観て、その度に魅せられて
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

4.0

前作とは異なり、既に世界観は観客側もわかっているので、最初からフルスロットル。
シリーズものの中編で中だるみの恐れもあったが全く杞憂でした。
前作、本作と登場人物も増え、次編でどんな広がりをみせるのか
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.0

SNSでの感想と評判、そして父娘の物語という、これは間違いなく好みの作品と、公開初日に臨んでみたのですが...エブエブ同様、またも波に乗れず。
A24との相性なのか(もちろん好きな作品もある)、それと
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