とても大事な生き方を教わった。
私自身が「あと1年ちょっとで定年」とかつい自分に何かの区切りを設けて言い訳しようとしていた。
でもそれは自分の自由や可能性を自ら狭めていることに気づかせてくれた。
元気>>続きを読む
自身も黄昏期とあって、妙に染みる物語、映像、そして音楽でした。
人生で目まぐるしい時間を過ごす時は過ぎ、気の合う僅かな友人たちと漂うような、ゆったりとした時が過ごせれば...あとは側に自然体で一緒に過>>続きを読む
香港の街並みには特別の思い入れがあって、それは約40年前に初めて訪れた海外だったから。
まさかその街並みがこんなにも変貌していたなんて...街も文化も時代と共に移り変わっていく様を本作を通じて、郷愁と>>続きを読む
主人公の2人が織りなす負のオーラが実に美しい。
彼女たちのとる行動は好転することなく更に悪い方向へと進んでいくのだが、その歯痒さも物語の進行とともに魅惑的に思えてしまう。
そしてラスト、あとから襲って>>続きを読む
リアルな命懸けを観て、想像以上に胸が締め付けられる。
また脱北後も国に残した親族や友人のことを思い、郷愁に駆られる姿に更に胸が痛くなる。
隣国のリアルを他山の石とは思わぬよう、自らも戒めたい。
本作を>>続きを読む
キバって観るのではなく、ユルく観ることをわかって観るのも、ある意味至極の鑑賞体験と言えそう。
本来小規模で観る作品を大スクリーンで観れたこともポイント高し。
とにかく間の抜けた演出が堪らない。
親に連れられてではなく、自分ひとりで初めて映画館で観た作品。
多少作画や物語が荒かろうが、当時はもう十分過ぎるほどに感動した作品。
結局今日も年少期の記憶も蘇り、恥ずかしげもなく大泣き。
まるで1年の穢れを落とすような気持ちになった。
ラストカット、主人公の表情が自分自身の写し鏡の様にも思え、観る人にとって、喜びにも悲しみにも捉えられるのではと思ってしまった。
ヴェンダース 監督の、大>>続きを読む
シリーズものの総集編を観ているようなちょっと贅沢な感覚。
世界観の設定やキャラクターも大勢出てきて、詳細に作り込まれていた。
にもかかわらず100分程度に物語を収めていて、ある意味監督の潔さを感じてし>>続きを読む
南北対立が舞台になっている作品だけど...普段観ている韓国映画はスリリングで固唾を飲んで観ていることが多いのですが、本作は一切肩肘張らず超リラックスして楽しめた。
そして本来いがみ憎しみあっているもの>>続きを読む
現代ではない、西部開拓時代を描いてもケリー・ライカート監督の生(なま)っぽい演出と時間の流れは変わらず。
観慣れた多くの作品とは違うペースに最初は戸惑い、なかなか集中できないのだが、気づけば登場人物の>>続きを読む
互いの生き方を尊重し合える愛のカタチにとても胸が熱くなりました。歳を重ねこんな愛の在り方に辿り着けたのなら本当に幸せだったと言えるのかもしれません。
そしてもう1つ... 作品鑑賞後とにかく美味しいも>>続きを読む
先日初めて生でささきいさおさんの真っ赤なスカーフを聴いて、導かれる様にこの劇場版4Kを観た。
劇中この曲が流れはじめ、沖田艦長のあのセリフを耳にしてしまうと、あの時代の記憶とともに大粒の涙が...。>>続きを読む
不謹慎ながら第1級のエンタメ作品を前に気持が高まりつつ同時に色んな気持が溢れ出て胸が苦しくなりました。
突然世界が変貌し高潔なまま今まで通り普通でいられるかを残酷なまでに否定され、それでも人は蘇生の光>>続きを読む
一途な強い想いは狂気と紙一重。
想いが強い故に一線を越えた行動も実は誰もが犯してしまうのではと劇中登場する全ての女性たちから感じてしまった。
本作は枝葉となる伏線の物語を潔く剥ぎ取り74分の時間の中に>>続きを読む
ある人にとっては大好物な作品なのかもしれない。
私個人は少し食傷気味だったかも。
主人公の、危険を察知しながらも優柔不断な判断についにイライラ...もしかして、これはまんまと監督の思惑に乗せられていた>>続きを読む
色調、音響、そしてストーリーと徹底的に日常を演出するからこそ魅了する作品に仕上がることを
ケリー・ライカート監督によるアフタートークにより知る。
個展開催までのアーティストの日常と心の機微が丁寧に描か>>続きを読む
TVシリーズを観てきたし、劇場版も公開時に全て観てきた。
でも物語の本質がわからないまま、この世界観を雰囲気だけで楽しんで観てきた。
それでも本作のラストの壮大さ、原点回帰的な意味合いも含めシビれた。>>続きを読む
1982年のイタリアで起こった実話。
そして個人的にまさに主人公の2人と同世代(当時、男子校生)で色々思うことあり。
もし本作をその時代に観れたとしたら、きっと受け入れ難かったと思う。
今は社会や自分>>続きを読む
評価の分かれている本作、私個人はとても良い映画時間を過ごせました。
戦国時代を美化せず、そして武将たちも英雄視せず、常に家来や仲間の裏切りに怯えながら小狡く生きている様こそ、無様でいて何か惹かれるもの>>続きを読む
新作公開前の復習もいよいよ最終章。
そう言えばTV放映当時もあまりの急展開に面を食らった記憶が...。
新作に受け継がれた種がどれだけ芽吹くのか、今から本当に楽しみ。
今年はロウ・イエ監督の存在と作品を知ることができて本当に良かった。
2月に「シャドウプレイ」を観たことに端を発し、過去作をスクリーンで観る機会も得られ、本作で更にシビれまくりました。
映像、物語、演出>>続きを読む
何度もTVで観てきたストーリーも映画館のスクリーンで観ると懐かしさもあるが感激もひとしお。
あらためてキラやアスランたちの成長譚だったなぁと親目線で観てしまう。
新作鑑賞のため復習のつもりで見始めたが>>続きを読む
冒頭からカッコいい!モノクロの良さ(余計な情報を盛り込まず)スタイリッシュ。
でも主人公をはじめ(特に男優陣は)人間臭くて、殺し屋たちとは思えぬ三枚目ぶり。
このギャップと間合いが観客を魅了していく。>>続きを読む
1954年公開「ゴジラ」に最大の敬意を払いつつ「シン・ゴジラ」を超えていくのはとても難しい挑戦だったと思います。
ただ新たな色出すのにドラマ(人間)パートの比重が大きすぎたのではと感じました。
「ゴジ>>続きを読む
思わず伏線の物語の方で涙してしまう。
それにしても韓国映画って緩急の演出がやっぱり上手いなぁと。
三枚目を演じていたはずが、ここぞのシーンではしっかり二枚目だし、110分大いに楽しめました。
永くいつか映画館で観なければと思いながら何度もその機会を失っていた作品の筆頭が本作。
ヴィム・ヴェンダース監督作品はほぼ鑑賞済みだったのに不思議と縁がなかった。
そして今夜ようやく...色んな想いが熟>>続きを読む
この作品をもし主人公と同じ17歳の時に観ていたらかなりの衝撃を受けて、しばらくあとを引きずっていたかもしれない。
クリストフ・オノレ監督の自伝的な物語と知り、こんなに繊細な心根で過ごした青春、そしてそ>>続きを読む
15分の短い物語。神経尖らせて観なくては!と気負いすぎて逆にストーリーが頭に入ってこない。
気づけばエンドロール。
それでも幾つかのビー・ガン監督らしい美しい映像は頭の隅にインプットできました。
これまで全くその存在も知らず(1曲も聴いたこともなく)、なのにいきなりgdcs池袋 IMAXで発声&スタンディング可能上映に参加してみた。
もうムッチャ凄くてよかった。
スクリーンと劇場の歓声が入り混>>続きを読む
気持ちよく騙されました、面白い。
それにしても93分でまとめ上げての潔いラスト...もう少しこの世界観を長く楽しんでいたかった様な...ただエンドロール流れて、直ぐの退席は御用心(実際、隣の方が足早>>続きを読む
こぶとり爺さんの様な展開になるのかと思いきや⁉︎ そこはフランソワ・オゾン監督、劇中の役者にはニヒルに笑わして、観客にはニヤリと笑わせてくれます。
1930年代のフランスの滑稽なまでの男尊女卑な社会.>>続きを読む
どうしてもオジサン世代はトダカ一佐へ思い入れしてしまう。
起承転結の承にあたる本作はあまりにも慌ただしくTVシリーズを観ていないとついていけない部分もあるが最期にやはり涙してしまう。
単に年老いて涙脆>>続きを読む
観たいSF作品の要素がてんこ盛り!それでいて破綻せず、最後の最後まで魅了されっぱなしだった。
ギャレス・エドワーズ 監督が日本、そして多くのSF作品(特に80年代!)を敬愛していることがよくわかり、学>>続きを読む
SEEDの最終回が強烈で、DESTINYがスタートした時は嬉しさ半分とあのまま終わってくれの気持が入り混じっていた様な...。
なかなかシンのことも好きになれず、キラ贔屓が続いていたし...ただ久しぶ>>続きを読む
凄い!久しぶりにヘビー級のパンチを喰らいました。
心身ともに健康な時に観ないと魂持っていかれてしまうヤバさでした。
あと宮沢りえさんとオダギリジョーさんの夫婦役といえば真っ先にあの作品を思い浮かべてい>>続きを読む