邦題と想像していた内容が良い意味で裏切られ、いっぱい泣けてスッキリできました。
主人公と父親、そして姉、それぞれの思いと優しさが胸に染みて、心が洗われる気分でした。
不器用でも真っ直ぐに生きていきたい>>続きを読む
鈴木亮平の冴羽獠愛に溢れた、新時代のCITYHUNTER。
作り手たちの好きも伝わって、とても面白く観させてもらった。
アクションシーンもおとぼけも大画面で観られて、原作連載時代からの一ファンとして嬉>>続きを読む
鑑賞する前から必ず痛みが伴うことがわかっていて観た。冒頭数分で嗚咽。
国の大義のためにどうして一般市民が巻き添えになり苦しまなければならないのか。
日本ではもはや「戦後」を耳にすることが少なくなった今>>続きを読む
三十年以上ぶりに、それもスクリーンで観る 「タクシードライバー」は当時の朧げな記憶と比べ際立って、主人公に対してはこんなに生き様カッコ悪くてダサかったっけ?と思いながらも、それに反し作品自体はこんなに>>続きを読む
我が人生で最も繰り返し観てきた作品。
ビデオソフトを初めて購入し20代の頃、何十回も観た。でもスクリーンで観たのは初めて。
作中、何度も笑えたのにエンドロールが流れた途端、ジェイクがこの世にいないこと>>続きを読む
宗教と家族。何より映画を媒介に史実の重さと深さを知り、それも前のめりで観れる作品なら学習効果と感動もWで押し寄せる、本作はまさにそんな作品。
個人的には主人公の父親に感情移入してシーン毎に切なくなる。
80年代、熱狂的にプロレスをTV観戦していた弟と、側でその姿を冷めてみていた私が本作を一緒に観ることができ、少し昭和にタイムスリップした様な不思議な感覚でした。
父と息子たちの物語であり、同時に兄弟た>>続きを読む
韓国ノワールの新しい系譜となるか。
主人公の残虐性とおとぼけ感のギャップが堪らない。張り詰めた空気感だけが支配する作品と違って、緩急つけながらラストまで一気に持っていってくれた感じでとても楽しめた。>>続きを読む
久しぶりにスクリーンで観た。
初見のときよりも少し疲れ気味で観たせいか、前回よりも胸が苦しく、少し気持ちを削られる。
大好きな作品ではあるが、心身ともに健全なときに観ないと個人的には少し魂を持っていか>>続きを読む
親世代の絶対的な存在感は石原裕次郎で、我々世代においては、やはり松田優作。
本作も何度もテレビで観ていたが、劇場のスクリーンで観るのは初めて。
より松田優作の存在感がビシビシ伝わってきて、自分たちが年>>続きを読む
映像もさることながら、重低音の音響が作品世界も盛り上げ、劇場での鑑賞体験をより贅沢なものにしてくれる。
個人的にはこの先も観てみたいが果たして...願わくはPART3のあらんことを。
ハッピーエンドの定義付けは難しいけど、自分たち(主人公)以上に周囲を幸せにできた⁈のなら...主人公目線ではなく、親目線で鑑賞。
私もたぶん「別れなさい」って言っちゃってますね、この二人に対して...>>続きを読む
冒頭のシーンから胸のざわつき。
ほぼ主人公の家庭内の、非常に限られた世界の中で終始不穏に包まれながら物語は進んでいく。
そしてラスト、主人公の行為はここまで及ぶのか...心乱れながらも鑑賞後の妙な後味>>続きを読む
この設定を思いついた時点で、本作は名作⁈の域に達している。
よくまぁこんなアイデアが思いつくものだと。
不条理な世界でどう振る舞うべきか、主人公の大胆さと臆病さの描写も面白い。
あと私はこの世界ではあ>>続きを読む
この世界観というか、この妙な設定をどう思いついたのだろうか?
訳がわからぬまま、この世界観に引き摺り込まれる。
それにしてもこの世界観を演じ切った役者さん達が凄い。
他作品で観る機会があった際に少し本>>続きを読む
公開からもう30年も経っているなんて。
あらためて鑑賞して、力強く美しい映像を再度堪能させてもらった。
そしてラストシーン。主人公が行き着いた先を昔と同じ解釈をしてしまったが...他の観客はどちらを選>>続きを読む
さすがは話題作!満員の映画館は少し嬉しい気分になる。
バツイチの身としては主人公よりも死んだ夫に肩入れしたかったのですが、検察官が小憎たらしくて...。
鑑賞後に誰かと語り合いたくなる作品。
悪の部分を持ちながらも、主人公の美意識というか生き様に筋を感じ、何より犬たちに愛される主人公の姿にとても惹きつけられました。
80-90年代に劇場で観てきた監督作品とテイストは少し異なりを感じながらも>>続きを読む
当時はどこか世紀末によからぬことが起きるのでは不安に思い、いざ新世紀を迎えるとその反動もあり皆が一様に浮き足だっていた記憶が...。
まさにそんな雰囲気を体現した作品。
感覚的に作品を体感しつつ、当時>>続きを読む
個人的には数年に1度あるかないかの、まさに機が熟したタイミングでの至極の映画体験となりました。
ビクトル・エリセ監督作品を日本公開時から繰り返し観てきたこともあり、その思いと期待分を噛み締めるようにス>>続きを読む
今日昼間に知り合いの雑誌編集の方から「号泣ものだから」の一言で、早速夕方、観に来てしまいました。
もう反則技的な...何となくそうじゃないかと思いながら、溜まりに溜まった小笑い分が一気に!
時代を彩っ>>続きを読む
人としての根幹を成す尊厳や血脈といった重厚感のあるテーマ。
そんな時代であったと頭で理解しつつも感情が前に出て、虐げられる主人公に途中苛立ちまで覚えていたのですが...。
主人公の開花を目にした瞬間、>>続きを読む
この物語に何故ここまで惹かれるのか。
オリジナル版の公開時は劇場数も少なく、実妹にしか薦められなかったのですが、本作は映画好きの知り合い全員に薦めたい気分。
切なくもあるのですが、その分とても愛しく、>>続きを読む
実際に行ってみたかったアムステルダム国立美術館で開催された企画展がどんな風に展示されていたのかを知れて嬉しい限り。
何作品かは実作品を目に焼けつける様に観てきたつもりだが、大画面で観ることで自分なりの>>続きを読む
TVで既に観ていても(その前に原作も読んでいても)、やはりつい泣かされてしまう。
グランドシネマサンシャイン池袋の巨大なIMAXスクリーンで観ても見劣りしない作画はやはり素晴らしい!
当時、携帯会社の仕事に関わっていた頃で、555は歴代ライダーの中でもヒーローとしてだけでなく+αの思い入れのあるライダー。
主人公だけでない当時の出演者たちの作品に対する大事な思いと誇りを感じました。>>続きを読む
穏やかで、とても心地のよい映画体験でした。
まさに自身の過去と物語の進行と重ね合わせながら、これまで繋がってきた「縁」を思い深く紐解いていました。
大切に想う人との繋がりはいつも側にいることだけではき>>続きを読む
五感を繊細にくすぐる、静的であり美的な作品。
三章+最終章なる構成が章毎に観ても魅力的でした。
本作の深淵なる意味を理解できたわけではないのですが、1つの作品としての繋がりと、そこから少し元気を分け与>>続きを読む
良い意味で裏切られました。もっとダークファンタジー色の強い、少し辛気臭さも帯びた作品かなぁと思っていました。ニヒルな要素はありますが、この特異な設定で最後は少し元気をもらえた感じです。
地上波のTVじ>>続きを読む
公開時に粋がって観てから数十年。
あの時よりもきっと理解が深まっているはずと思いきや...結局は美しいシーンの数々に見惚れるものの、相変わらず作品の本質に何ら近づけず。
たぶんこれからも観続ける必要あ>>続きを読む
波の音に印象的なシーン。知らず知らずのうちにこの世界観へ引き込まれてしまいました。
ただ少し気を緩ませ過ぎたのか、物語を混線させてしまい、後半少し迷子になってしまいました。ラストカットに行き着くまでの>>続きを読む
満員の館内、エンドロールあとの拍手とざわめきが、何となくだけど一体感というか満足感を共有できているような雰囲気でとても心地よかった。
20年近く経って、新たなSEEDを観ることができて本当によかった。
とても大事な生き方を教わった。
私自身が「あと1年ちょっとで定年」とかつい自分に何かの区切りを設けて言い訳しようとしていた。
でもそれは自分の自由や可能性を自ら狭めていることに気づかせてくれた。
元気>>続きを読む
自身も黄昏期とあって、妙に染みる物語、映像、そして音楽でした。
人生で目まぐるしい時間を過ごす時は過ぎ、気の合う僅かな友人たちと漂うような、ゆったりとした時が過ごせれば...あとは側に自然体で一緒に過>>続きを読む
香港の街並みには特別の思い入れがあって、それは約40年前に初めて訪れた海外だったから。
まさかその街並みがこんなにも変貌していたなんて...街も文化も時代と共に移り変わっていく様を本作を通じて、郷愁と>>続きを読む
主人公の2人が織りなす負のオーラが実に美しい。
彼女たちのとる行動は好転することなく更に悪い方向へと進んでいくのだが、その歯痒さも物語の進行とともに魅惑的に思えてしまう。
そしてラスト、あとから襲って>>続きを読む