ハンス・ジマーの重厚で隙のない音楽と潤沢な資金あっての流石の映像が繰り広げられる。
犠牲になって当然のものと守られるべきもの。正義と悪。裏切りと献身。
内容は終始辛く答えのない選択を迫られる人々の苦>>続きを読む
小説では自分の想像力の枠を出ることのなかった個性あふれるカデンツァを聞けたのが、映画化ならではの良さだった。
セリフや説明を最小限まで削り落として、なおかつ各人物の存在感を際立たせている俳優たちの力>>続きを読む
究極のおもてなしか排他的スノッブか。
どちらととるかは個人の自由で、そこにいたキラキラに輝くスター達にプライバシーと優しい気持ちを提供し続け稀有な場所だったたことが、美しい景色と粋な音楽で語られていた>>続きを読む
辛い思いをした子供は、そんな思いをさせた親を許さなくてもいいのに、許すことで前を向いて生きていけるなんて。本当に子供は悪くないのに。本当にごめん。
未熟な親である自分には、
申し訳なくて、罪悪>>続きを読む
え?とか、あら?とか
必ず頭を悩ませるシーンがあるのに
途中で大泣きし、
最後にはしんみり余韻が残る
韓国映画の魅力を、今作でもしっかり感じることができた。
イ・ビョンホンの演技の幅に驚くばかり。
韓>>続きを読む
仕事や学校生活、家事育児で自己評価を落としてビクビク生きる自分に嫌気がさしているとしたら、見て欲しい映画。
「物質的美しさや豊かさに執着すること」と「自分自身を信じて生きること」のバランスに苦しみな>>続きを読む
エルトンの成功と挫折というより、彼とバーニーとの友情物語。
ジェイミー・ベルは「リバプール最後の恋」に続き、誰にも理解されない間柄であっても無償の愛情を注ぐ懐が底なしに深い役どころ。
みんな大好き>>続きを読む
オシャレに作り込んだマンションやファッションは眼には鮮やかに映った。
ドイツの女性に向けられる目。
若さ、または若く見えることに価値があるという女性観。子供を持った後の母親に期待される役割、諦めざる>>続きを読む
インディーズバンド、ネットで反響、ニューヨークの下町、父娘の関係。
が散りばめられた、心が温かくなる佳作だろう、との見込みで鑑賞。
その予想を数倍上回る、気取りのない愛と未来への希望の映画。
当然>>続きを読む
戦争を憎む、敵国を憎む、
そんな気持ちを持つ余裕さえなく、日常を戦争に奪われていく。
それでもなお生きていかねばならない市井の人々。
ただただ目前の悲劇を耐えていく。
私たちがこの日について知る出来>>続きを読む
日常から非日常の悲劇の当事者となった時。
気持ち切り替えて前向きに生きる!なんて思える特効薬はどこにもなくて。
同じように悩みや、問題を抱えながら過ごす家族、友人と細々と支え合いながら生きていく。
必>>続きを読む
昨今誰もが抱えつつ表に出そうとしない生き辛さ。
日本であればSNSの閲覧数といいね!に自己肯定の数値化を見出すところ、主人公は割とアナログに生きていることが天才故かと納得。
ユージュアル・サスペクトか>>続きを読む
30年ぶりの再鑑賞。
デミ・ムーアの涙がポロッというアップも懐かしく、ペンの最後の演説は今も胸を打つ。
薬物依存によって起こる悲しみに終わりはない。
繰り返す裏切りと暴挙暴言。
たとえ我が子でも救うことはできない、変えることはできない。
親にとって厄介なのは、
愛くるしさと、優しさと、親への信頼と愛情で>>続きを読む
胸が締め付けられるような緊迫感と、絶望感が最後まで溢れる中で鑑賞。
製作者、出演者の覚悟を思うと、こちらも襟を正して観なければという思いで臨んだ。
怖いな、真実を知らなきゃ、自分を持たなきゃ
とい>>続きを読む
薬物依存の果てに悲しく不幸な出来事が過去に引き起こされたことはほのめかされるが、ベンの現在の言動には「ビューティフルボーイ」の薬物中毒のありようにみられたような、救いのなさを感じさせるシーンは少ない。>>続きを読む
ワンオペ育児の切羽詰まりようと、悪気はないと知りつつ殺してやりたい!と思うほどの夫の鈍感ぶりが、自分の記憶の蓋もぱっかり開けた。
そう、こうやってたった1日、1時間、安心して子供を預けて、頑張ってるね>>続きを読む
生い立ちが恵まれていなくても、
若くして親になっても、
経済的苦しくても、
社会的に評価されていなくても、
若い夫婦は慎ましくトレーラーハウスに暮らし、幼い子供達を愛す。
そんな彼女の最期の願い。>>続きを読む
エリオの両親が二人を旅に送り出す。二人の美しい思い出のために。
「物分かりの良さを装った放任」ではない「疑いのない信頼」無くしては出来ないことだな、と成熟した精神に同じ親としてただただ感服した。
再鑑賞。
デンゼル・ワシントンが私にとって、アメリカの良心🇺🇸的存在だった頃を象徴する映画。
女性はキャラはステレオタイプにキャーキャー言ってるし、ツッコミどころ満載なのはわかっていても、「今の自分に>>続きを読む
信仰はある時はその寛容さで人を救い、ある時は究極の不寛容ゆえに人を絶望に追いやる。うーん。悲しい。
そしてたとえ信仰ゆえの振る舞いでも、毒親は自分を見てるようで死ぬほど苦しくなるから、ごめんね、許して>>続きを読む
セリフの1つ1つに深い意味がありそうでなさそうで、やっぱりあるみたいで、終盤は深読みを繰り返して心がざわついたまま。そして置き去りにされた。
「私の方が嘘つきだと思っていた。」
そのセリフに、全ての登>>続きを読む
人に勧めるに当たっての再鑑賞。
セリフの1つ1つが胸に刺さり、その後にその理由を自分の中に見つけ出す。
その作業が何度も繰り返された。
天才にか否かにかかわらず、人は皆生き辛さと孤独を抱えながら日々>>続きを読む
ようやく叶った再鑑賞。日曜映画劇場を録画して何度もなんども見ていた頃が懐かしい。
何を完璧とするかは人それぞれ。
自分の人生の中で眩しくて暖かい宝物の映画。
こうして手にできる時代まで生きたことが嬉し>>続きを読む
なんども挫折していたがついに通鑑賞。
それぞれの愛情の深さ、残酷さ、切なさに胸が潰れる。
ヒース・レジャー、彼が生きていたらどんなだったろう。
誰もがそう思いながら鑑賞したのでは。
イーサン・ホークが1番カッコよかった頃!と勇んで再鑑賞してみると、ハツエのあざとさが目につき、「こんな映画だったっけ?」と驚いた。
ティム・バートンとジョニー・デップ。
近年避けていた取り合わせだったが、人に勧めるにあたって再鑑賞。
ラスト。
とにかくラスト。
ファンタジーな終わりのその前!
これだ!
素晴らしい。
すでに他人事ではない年齢。
こんな夫婦でいられたら、
いや、無理!
と、多くの中高年女性が実感するだろう作品。