HirokiYamashitaさんの映画レビュー・感想・評価

HirokiYamashita

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ウェルカム トゥ ダリ(2022年製作の映画)

3.5

ダリとガラの歪な関係性にもっと迫ってほしかった。他のレビューでもあるように、全体的に何か物足りない。。
ダリの人物像を知る教材としてはまずまずなのかも。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

いろいろな人の想いを紡いで、演奏が始まる前から発せられるジャズの空気感が凄まじい。かつてコットンクラブなどに行ったことあるけど、いきなり極上からスタートしてたんだなと反省。街のジャズから聴きに行きたく>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

切ない…。ゲゲゲの鬼太郎のイメージがいい意味で変わった。

マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

5.0

鑑賞直後のため、落ち着きのない散文になることをご勘弁。

度重なる災害や新たに勃発する他地域での戦争のせいで上書きされてしまっているが、今もなお続くこの戦争。
撮影映像は、断片的ながらリアルタイムでニ
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ダウントン・アビー/新たなる時代へ(2022年製作の映画)

4.9

最高。
ドラマや映画では10年以上、ストーリーとしては20年近い時間軸の中で、いつでも20世紀初頭のイギリスを身近に感じられる。たった一つの屋敷内の群像劇を通して、本当に多くの文化的、社会的な学びがあ
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青葉家のテーブル(2021年製作の映画)

3.7

北欧、暮らしの道具店のインスタすぐフォローしてしまった。
はあちゃんライス美味しそうすぎる。再現できるかわからんけどチャレンジするしかない!
音楽、雑貨、青春、どれも美しい。

正欲(2023年製作の映画)

4.1

生きづらさを感じている人が同じような悩みを抱えてる人と知り合えていることがこの映画の救い。
その点、神戸八重子が一番頑張ったように見えた。
普通ってなんですか?っていう当たり前の問いに対して、最後のガ
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ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

3.9

本当は4.5くらいつけたいけど、長すぎて2回目みるかどうか…。まさかオッペンハイマーより長いとは。

たまたまデュッセルドルフやケルンを訪れる機会があり、最近リヒターのバイオグラフィーを追っていた。
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最後のフェルメール ナチスを欺いた画家(2019年製作の映画)

3.7

メーヘレンの贋作事件の大筋は理解できるのでその意味では十分に面白い。というか、事実がぶっ飛んだオチなので必然的に展開は飽きない。メーヘレンのキャラも知れてリアリティが増す。
ただ、おそらく実際には裁判
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.6

オッペンハイマーvsストローズを核分裂vs核融合として進む展開、なるほど。

個人的な見どころ
1.オッペンハイマーの名誉回復
私生活の問題から細かい心理的葛藤の全てが詳かになることで、彼の核心に迫る
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

4.1

ここ最近の作品に比べて若干地味で渋いテーマだったけど、気づいたら半分近い登場人物がオリジナルのキャラではなかったりして、ある意味感慨深い内容だった。
aikoいい。

FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN COMPLETE 4K REMASTER版(年製作の映画)

4.0

10数年ぶりに2回目。
FF7 Rebirthをクリアし、改めて当時の映像技術(4kリマスターだけど)と見比べてみたくなった。さすがは映画だけあって細部の表現は見劣りしない。ただ人物のテクスチャーはい
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ある男(2022年製作の映画)

3.9

謎解きミステリーを期待して気楽に見始めたら、かなり示唆に富む内容だった。

この映画には、社会に存在するいくつかの「レッテル」や「偏向」に苦しむ人物たちがいる。そして、私たちも彼らと同じように追いかけ
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

クリスマスだし、最後もう一発チキン食べるところ期待してしまった!

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.2

世界中で称賛の嵐ということで視聴。
感性をフル活用して血眼で観ないと置いてかれるフランス映画らしいストーリー。久々に全集中で鑑賞した。

ただ…。
見る/見られる関係という主題を冒頭の細かい暗示や演出
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.6

既に語り尽くされてる通り、映像がめちゃくちゃ美しい。
どこのカットを切り取っても絵画みたいに色彩が整っているし、とにかく徹底的に構図に拘ってるのが伝わる。たぶん人、物の細かい配置までめちゃくちゃ考え抜
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あん(2015年製作の映画)

4.1

まるでドキュメンタリーを見ているかのように音響や演出は最低限で、メインの3人の会話に自然と注目がいくような撮り方になっている。

この問題は根深い。もちろん現役の被害者の方たちもそうだし、コロナでも汚
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Love Letter(1995年製作の映画)

4.6

メモ
敢えて揺れるカメラワーク、逆光の柔らかさ、感情と連動してるトランジション、美しいサウンド。

日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

現代では等閑されがちな非合理な形式主義、非再現性の美徳。

映画の中では色んな水の音が出てくる。川、滝、波、ししおどしを伝う水、雨、涙。それらは柄杓で掬う御水の静けさとコントラストが効いてより美しくも
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ノルウェイの森(2010年製作の映画)

3.4

この1週間爆速で原作を読んだ上での視聴。
Filmarksでの低評価は納得できる。
そもそも村上春樹作品が苦手な人、その上でノルウェイの森の登場人物たちに共感出来ない人、最後に原作との比較で薄っぺらく
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.2

デザインセンス溢れる創作料理から庶民的なキューバサンドまで絶えず飯テロで食欲刺激されまくり。
キューバサンドがあんなに繊細なものとは知らなかった。たぶん今週中に何処かで食べるだろう。

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

1から引き続き、このフォーマット素晴らしい。
タイピングのスピードやスクロールのタイミング、マウスカソールの動き方でその人の心情が読み取れる。
最後のSiriの使い方思いついた人最高!

search/サーチ(2018年製作の映画)

3.8

オチはちょっと無理矢理感あるけど、今までにない新しい視点のコンセプトがよかった。
映画の本筋とはあまり関係ないけど、最初の3分は懐かしさ満載でかなりエモかった!

さかなのこ(2022年製作の映画)

4.4

蛸の下処理、アオリイカはアニサキスいない(少ない)、鯵の骨茶、樺太ししゃも…などなど気になるワードたくさん。

ぱるる以外、みんな暖かい人たちだった。中性的なキャラクターを能年ちゃんが見事に違和感なく
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

3.8

当時、スワロウテイルは村上春樹と並んで中国の80後(バーリンホウ)の間でめちゃくちゃ流行ったらしく、気になって鑑賞。
90年代の移民や出稼ぎ労働者が退廃的な世界から一攫千金を夢見て資本主義社会に巻き込
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.0

2009年8月にこのホテルを訪れた。確かニューウィングだったからか中に入って食事はできた。その当時ちゃんとニュース見てなかったけど、隣の棟はこんなことになっていたのか…。序盤から緊迫感が絶え間ない。

市民ケーン(1941年製作の映画)

3.9

メモ
名作ということで。

・窓や柱、壁などの使い方が秀逸。
特にサッチャー、反対する父親、決然とした表情で書類にサインする母親のシーンは圧巻。現代ではありがちな、話し手にズームしたりカット割せず、パ
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