yukiyoさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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チェイサー(2008年製作の映画)

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(再UP)

 ナ・ホンジン監督が『哀しき獣』の前に撮った実話ベースの強烈なサスペンス。
 キム・ユンソクとハ・ジュンウの追う側追われる側の立場は変わってないけど、主人公と悪玉の役割は入れ替わっており
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最後まで行く(2014年製作の映画)

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(再UP)

 母の葬儀の夜、汚職がバレたと仲間から連絡を受けた刑事は焦り、酒気帯びのまま車を飛ばしていると不注意から一人の男性を轢いてしまう。既に息もない遺体をトランクに詰め、何とか検問も突破して斎
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群盗(2014年製作の映画)

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(再UP)

 母よ妹よ、
 復讐の為、肉屋が立ち上がる。
 朝鮮王朝末期を舞台とした、韓国産のアクション映画。

 マカロニ・ウエスタンのテイストを全面に、タランティーノばりの語り口で描く、見事な痛
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

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(再UP)

 156分とゆー長丁場。
 凄惨な光景が延々と展開して思考が止まり掛けた。
 早く終わってくれ…とゆー想いは見事に主人公とシンクロできた。
 頭の中で整理するけど、巧く嵌り切らない。理屈
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

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(再UP)


 シンプルな設定ながらも丁寧に積み重ねる人物描写。
 アイデアを活かした怒涛のストーリー展開とフレッシュなゾンビ表現、更にはラスボス戦まである。
 ゾンビが侵入してパニックとなる車内を
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お嬢さん(2016年製作の映画)

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(再UP)

 元々の原作はサラ・ウォーターズ「茨の城」で、舞台もロンドン。
 それを日本統治期の朝鮮に移したわけですね、パク・チャヌク。
 さすがです。

 そのビジュアルから乱歩的倒錯した世界観の
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アシュラ(2016年製作の映画)

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(再UP)

 韓国ノワールの流れを組む、最新型。
 ドンパチ・ノワールであり、ピカレスク。暴力の真っ黒な渦が、凄まじい速度で駆け抜けます。

 物語の主要なメンツが警察、検察、市長と、本来ならば全員
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殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

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(再UP)

 
 アルツハイマーを患う男が偶然に連続殺人犯と出会う。しかし彼はすぐにその正体を見破っていた。
 何故なら彼も、嘗ては連続殺人鬼そのものであったから。。。

 とゆー、
 こんな話をよ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

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(再UP)

 大雨が降ると高台に住む裕福な家庭では庭にテントを張り、一時の非日常を味わう。
 低く低く地面より低い半地下に住む家庭には泥水が押し寄せ、下水は逆流する。

 半地下の貧しい家庭には不釣
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

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 噂通りの傑作とゆーか、明らかに新たな青春映画の指針となる作品。
 人種やLGBTなどの当たり前な現状を当たり前に描く革新性は、ある意味「スター・トレック」を連想させる。

 恵まれ過ぎて別世界みた
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

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 鑑賞後、どーしてイーストウッドはこんな題材を映画にするのだろう? とゆー疑問が湧いた。
 もっとドラマチックな人生を送る英雄奸雄もたくさんいるだろうに。
 しかしその疑問がまさに答えだと気付く。
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シライサン(2020年製作の映画)

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 監督・脚本は乙一さんとゆーので何かを期待して観たのですが、じつにかったるいホラーっぽい作品に仕上がりました。

 オムニバスとゆーか「呪怨」と似た物語の始点が複数あるスタイル。
 混乱するほどの複
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テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

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 まさかテリー・ギリアムの「ドン・キホーテ」が完成するとわな!!
 つかまだ諦めてなかったのか!
 とゆー衝撃。

 『ロスト・イン・ラ・マンチャ』では「ドン・キホーテ」の世界へタイムスリップする設
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ロスト・イン・ラ・マンチャ(2001年製作の映画)

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 テリー・ギリアムの「ドン・キホーテ」はリアルタイムに体感した「幻の作品」なので、かなりのインパクトがあった。
 本作はそのドキュメンタリーとゆーかメイキングを編集したもので、意外とあっさりしている
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AI崩壊(2020年製作の映画)

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 邦画大作×大沢たかおの組合せに何ら期待も湧かないし、「人工知能」とゆー手垢マミマミのテーマにも興味唆られずに観たのですが、意外なほど楽しめた。
 人工知能に管理されるプロセスを説明するオープニング
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PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR(2020年製作の映画)

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 TVシリーズ3期後のストーリーで、やっとシンプルに楽しめるアクション活劇になりました。
 シリーズ安定のクオリティ。

 とは云っても3期を観ていないと判らない部分もあるので予習は必要な気はする。
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薔薇色のブー子(2014年製作の映画)

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 福田雄一監督作。
 面白くはないが、最早詰まらないとすら感じられず、無の心境で鑑賞。
 コントとゆーより、バラエティ内の再現ドラマみたいな作品。
 編集が巧ければもう少し面白くはなっていただろう。

ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

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 何を考えているのか判らないと子供の頃よく云われたし、おっさんになった今でも時折云われる。「他人の考えてることが判るなんてエスパーかよ。つか、全然判ってねえし」とか、云われる度に思っていたのは、半分
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ヘルボーイ(2019年製作の映画)

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 19年に公開された、リブート。

 しかしまあ厄介なモノで、デル・トロのシリーズを観ていなければ案外楽しめそうだけど、
 前シリーズの影響は少なくないし、そもそもその成功がなければ成立してない映画
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ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー(2008年製作の映画)

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 08年公開。
 イントロダクション的な部分は前作に全て収めてあるので、テンポよくストーリーが展開する。
 愛らしいキャラクターたちも健在とゆーか、もはや描写は萌えの域。「彼らの世界」への偏愛がよく
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ヘルボーイ(2004年製作の映画)

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 04年公開、再観。
 ヘルボーイらのキャラ造形が素晴らしく、デル・トロの偏愛っぷりが楽しめる。もうそれだけで十分おつりがくる。
 改めて観ると展開が少しもたついて、後半の印象が薄い。

 因みに同
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大脱出3(2019年製作の映画)

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 前作で活躍っつーかほぼ主演だったホアン・シャオミンが出てこない。クビになったのか。
 裏の組織へ反撃するぞ! みたいな終わり方を前作でしておりましたが、まったくストーリーに関係ありません。
 つか
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大脱出2(2018年製作の映画)

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 開始早々「大脱出」ってこんな映画だったっけ? とゆー疑問が湧いてからの転がり落ちるよーなクオリティの急落が凄い。
 何が起きているのかも何がやりたいのかもわからない。
 「動物園」は殺し合いをする
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屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

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 予告だけの情報しかなかったので、この急展開は意外で驚きました。
 そんなミステリーコメディ。  
 (一応ネタバレな部分は伏せます)

 しかし。
 その急カーブを楽しめたかとゆーと若干微妙で、
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ラバーボーイ(2014年製作の映画)

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 豪邸を丸々使用する覗き見型ポルノサイト「Girlhouse 」に殺人鬼がやってくる、殺戮ホラー。
 部屋のカメラをポチポチ選択する感じはメガドライブの「ナイトトラップ」を思い出します。
 原題はそ
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

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 何となくスルーしていた「グエムル」をやっと観た。
 今更ですが、噂通りの怪獣映画の傑作。
 現実世界を蹂躙する怪獣なんて大好物なシチュエーションですよ。素晴らしい。

ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

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 詳しい情報も入れずに観たら、とんでもない話でたいへん驚きました。
 『ぼくのエリ 200歳の少女』と同じ原作者の映画化。と云われると、とても納得。

 異質なるものをこんな形で表現するなんて驚きで
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サニー/32(2018年製作の映画)

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 もっと嫌なスリラーを想像してたけど、だいぶ違った。コメディとは云わんけどタッチは重くない。
 そしたら主演の子はアイドルで、監督も「アイドル映画」を念頭に製作したよーなことをインタビューで応えてお
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キューブリックに魅せられた男(2017年製作の映画)

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 キューブリックを愛した男の、
(何でも)アシスタントとゆー、稀有な人生。
 ※こちらは主に仕事担当

 しかしこんだけみっちりとキューブリックに関わった二人のドキュメントなので、どこかで互いの名前
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キューブリックに愛された男(2016年製作の映画)

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 キューブリックに愛された男の、
 超雑用係兼運転手とゆー、稀有な人生。
 (『キューブリックに魅せられた男』へ続く。)

探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

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 このシリーズ、TVで毎週やってほしかったなあとつくづくおもふ。
 大泉洋と松田龍平のコンビが最高で、札幌・ススキノの街がまた魅力的でね。都会でありながら郷愁と猥雑さが混在している。
 札幌行ったこ
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滝を見にいく(2014年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます


 人生のベテランな婦人の方々が、滝を見に行くバスツアーへ出掛けるお話。
 とても良い作品でした。
 演技経験のない方も参加しているそうで、そのバランスが素晴らしかった。
 
 それぞれがそれぞれに経
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バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

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 65年公開、モノクロのサスペンス・ミステリー。
 町山智浩さんが以前から紹介していた映画で、やっと観ることができました。

 幼い娘が消えたので探すのです。

 このタイプのミステリーは「消えた旅
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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

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 少年時代と80'sへの郷愁とホラーを掛け合わせた…かのよーに見せかけて、全てをぶち壊すスリラー。
 たいへん胸糞な気持ちになりました。
 正直、今この題材を扱うならこーゆー結末にしないと意味がない
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呪怨 黒い少女(2009年製作の映画)

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※『呪怨 白い老女』から続きます。

 「呪怨」十周年で製作されたそーな、劇場版。
 『呪怨 白い老女』と二部作になっております。
 監督は安里麻里。

 時系列をバラバラに、人物ごとに描くスタイル
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呪怨 白い老女(2009年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます


 「呪怨」十周年で製作されたそーな、劇場版。
 『呪怨 黒い少女』と二部作になっております。
 監督は三宅隆太。

 時系列をバラバラに、人物ごとに描くスタイルはシリーズを踏襲しており、不穏な不気味
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