エトセトラさんの映画レビュー・感想・評価

エトセトラ

エトセトラ

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(2023年製作の映画)

2.6

Amazonプライムで視聴。
宮沢りえ主演映画。書けなくなった元・有名作家の役どころ。

いつものきれいな宮沢りえではなく、50歳の刻まれたシワ、疲れや不安のようなものを、躊躇なく晒していて、役者とし
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紙の月(2014年製作の映画)

3.1

宮沢りえ主演に惹かれて金曜夜にAmazonプライムで観る。

満員電車での通勤、職場での女性のポジションや役割、ベテラン女性の働きにくさ、会社の飲み会、夫の転勤について行くのが当たり前という価値観など
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セーヌ川の水面の下に(2024年製作の映画)

3.4

サメ映画×オリンピック開催のパリ。
トライアスロン選手が災難なのは、映画も現実も同じだった。

サメが地下にあるカタコンベに入り込むのだけど、オリンピック開会式の冒頭にも出てきて思わず興奮。

カタコ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.3

映画館で見逃した作品。
信頼する知人やinstagramでも絶賛されていたので期待しすぎだったか。

映像、美術、衣装、エマ・ストーンすごいはそうなのだが、内容的には深みなかったなぁ。

バビ・ヤール(2021年製作の映画)

3.8

アーカイブ映像を繋ぎ合わせて再構成したドキュメンタリー。これだけの映像が残っていることに驚かされる。

キーウ近郊バビヤール渓谷での虐殺。
戦後50年間隠されていたホロコースト。1941年に2日で3万
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関心領域(2023年製作の映画)

3.9

今の私たちそのもの。

世界のどこかで理不尽な戦争が行われていても手も足も口も出せず、大量の情報をただ消費している。その瞬間だけ、わずかな心の痛みを感じながら。

アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家(2023年製作の映画)

4.3

ヴィムヴェンダースの描くアンゼルム・キーファ。作品に対峙し、圧倒される巨大さと空間、まるでその地をアートで埋め尽くさんばかりだ。遠景からの映像は自然を破壊してるようにさえ見える。

けれど戦争はこんな
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戦争と女の顔(2019年製作の映画)

3.2

印象的な鮮やかな緑色
対象的な血を思わす暗い赤色

ストーリーはどこまでも救われない
誰ひとり

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.4

ものすごく近所にあるトイレが複数でてきて、不思議な気持ちになる。

繊細な手法と役所さんの演技は素晴らしかったけど、どこか記号的なあしらいが散りばめられていて、作為的に感じた箇所は多々有り。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.4

繊細な心の機微や人と人とのつながりを、ドキュメンタリーのように描いていた。

恋愛ドラマにせず、人間関係の多様な側面を丁寧に描いていた点がよかった。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

壮大なスケールで引き込まれる。

関係ないけど、
主人公ポール役のシャラメが、藤井風に激似だと思うのは私だけ?

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

人里離れた雪山の山荘で起きた一人の男の転落死を巡る法廷ドラマ。
夫婦関係や家族の問題、司法制度の問題点など、多角的に物語が展開する。

グレーなものはグレー。
有罪と認定できないものは、すべて無罪。

セールスマンの死(1951年製作の映画)

3.6

メイズルス兄弟の「セールスマン」つながりで、amazonプライムで見る。

アーサー・ミラーの戯曲で有名なことは知ってたけど、実はどんな話か知らなかった、、、かなり悲劇的で救われない。