ooospemさんの映画レビュー・感想・評価

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夢を見ましょう(1936年製作の映画)

4.0

シリアスにしようと思えばいくらでもできそうなテーマを軽く明るく爽やかに。『エストラパード街』にも似た軽快さ。鑑賞時にどんなに落ち込んでても「ふっ」と声が出る、知的なコミカル。フランス映画に馴染みがない>>続きを読む

天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

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ラピュタを25歳になるまで見たことがなくて、ラピュタかるただけ飲みの場でやってて、その答え合わせ。バルスの意味がわかった🥹感動、号泣、美しいものを見てしまうと泣いてしまう

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

4.0

初っ端から吉沢亮が出てきたときに「この人名前何だっけ」が浮かぶほどには前知識ゼロ、中国史の教養もゼロだったけど面白かった!史実にどこまで基づいてるのかは知る由もないけど、歴史ってやっぱ面白いな。戦闘物>>続きを読む

私をスキーに連れてって(1987年製作の映画)

3.6

めっちゃスキー行きたくなるし全然世代じゃないけどユーミンが素晴らしい。80年代邦画ってこんな感じなのだろうか、絶妙なダサさが愛おしい。「女26、いろいろあるわ」を明るく言えちゃう26歳強い。スキー行き>>続きを読む

フォロウィング(1998年製作の映画)

4.0

心臓に悪いと思って構えて見たけどすごく好きだった。フィルムノワールに影響受けた監督、納得。メルヴィルを思い出すタッチ。善人にも悪人にもなれそうな器用な顔つきの俳優の不器用感が自然体で良かった。

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

4.6

そういうシーンがあったかは分かんないけど美しすぎるものがあると泣いてしまう。人生のメリーゴーランドは好きすぎる、これはずるい。25になってハウルを初めて見たジブリ音痴だけど、たまにみると役者の絶妙な棒>>続きを読む

花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

4.0

チャイナドレスも演出もお洒落すぎて声出た。答えを全部出す感じはヌーヴェルヴァーグに見慣れてると逆に違和感だったけど、それはそれで腹落ちしやすいのかもしれない。プラトニックって高度な愛って感じがして良い>>続きを読む

シーモアさんと、大人のための人生入門(2014年製作の映画)

4.5

首都圏で生まれ育った自分にとって「地元」の概念は存在せず、原風景なるものがなくて寂しい気持ちになることがある。でもこの映画の出だしからものすごい安心感があって、自分にとってはピアノの音色が唯一のノスタ>>続きを読む

こわれゆく女(1974年製作の映画)

4.4

なんでこの映画すごい好きなんだろうって考えたら、精神病患者の気持ちが少しだけ判るからなのかもしれない。多分。ジーナの怪演が演技と現実をみまごうほどだったのもあるんだと思う。
「夫婦の時間が欲しいだけ」
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オープニング・ナイト(1978年製作の映画)

4.5

かっっっこいい大好きジーナ・ローランズ。私が世界一好きな顔面、モニカ・ヴィッティみを感じた。最後のシーンの監督との掛け合いは救いだったのか老いへの恐怖から解放されたのかわからなかったけど、幸福ってこう>>続きを読む

マルケータ・ラザロヴァー(1967年製作の映画)

3.9

ああ、思い出した。同監督の『白い鳩』で鳩が象徴的に撮られていたので、本作で修道女の胸元から鳩を飛ばせるシーンと繋がった。

澄み切った汚れのない少女が方々の煩悩を受けて、なすがままに堕落していくしかな
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それでも恋するバルセロナ(2008年製作の映画)

3.7

ペネロペ・クルス大優勝。彼女以外にこの「ヤバい人」を演じさせてもこうはなれなかったと思う。女性二人の暗室のシーンもパーフェクト。ストーリーは既視感だったけど、夏の始まりにラフに観るに丁度良かった。

胸騒ぎのシチリア(2015年製作の映画)

3.5

大好きな『君の名前で僕を呼んで』監督巡り。

ティルダ・スウィントンの顔面と服が最高に可愛い。ネコ顔というか、ちょっと細い吊り目、タイプ。あと服、特に白いパンツドレス!ざっくりとデコルテを出してショー
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RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

4.5

「社会のために働く」とはどういうことか深く考えるきっかけになった作品。人間には元来何かに貢献したいという欲求があり、仕事なり家庭なりでその欲求を満たそうとしている。欲求を満たしているという感覚があると>>続きを読む

湖のランスロ(1974年製作の映画)

4.0

かのアーサー王物語がブレッソンの手に掛かるとこんなにどす重くなりますか。物語を知っていたことから没入できた分、ラストを「そう締めますか」と脚本の手腕に唸ってしまった。ブリキの鎧がぶつかり合う演劇じみた>>続きを読む

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

3.8

誰も喜ばない沈鬱なストーリー、不安感を駆り立てるお決まりのカメラワーク、『ベニスに死す』の少年を思わせる偶像じみた主人公。誰も幸せにならない重苦しいお話のはずなのに、「美しさを極めている」その一点のみ>>続きを読む

セックス・アンド・ザ・シティ(2008年製作の映画)

5.0

最高!最高!最高!
4人全員愛おしい。誰が推しとか言えないくらい全員人間ぽくて、生々しくて、可愛い。
ブランド物も都会も好きだけどそれ以前に「人間」だから、色んな埃っぽいとこも全部含めて愛してしまいた
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

5.0

母になるってどういうこと?を、キャリアを真剣に考えるほど考えるようになって。それでこの映画をある人に勧められて、大号泣だった。

「私は千草に全部話したよ。誰かに聞いて欲しかった、聞いてもらった、それ
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.3

土埃臭そうな映像が都会育ちにはむさ苦しい(我ながら嫌らしい言い方)けど、良かった。ピアノレッスンの監督か…納得。

桜桃の味(1997年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

私が産まれた年の、パルムドール。
年齢がバレたけど良い。
どうして自殺をするのに人を巻き込む必要があったのかという、物語の根幹部分から「?」が拭えず世界観に入り込むのに時間を要した。

正直、世界観や
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

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久石譲さんが指揮するオーケストラのYouTubeを聴いてたら、また観たくなって。

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