ooospemさんの映画レビュー・感想・評価

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ロメールの女たちには敵わない
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映画(518)
ドラマ(0)

アマンダと僕(2018年製作の映画)

5.0

君の名前で〜を初回観たとき以上に涙腺崩壊もの。リアルタイムな監督だからこそ、最近の痛ましいニュースが余計に刺さる。やり場のない憎しみと悲しみに潰されそうになりながら、人生に対して投げやりにならず、出来>>続きを読む

ニースについて(1930年製作の映画)

4.3

この夏ニースに行くので張り切って観たけど予習にはならなかった笑 初ジャン・ヴィゴ。面白い。パチパチ動く画と熱気が伝わる賑やかさ。

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.0

ブルースブラザーズのモチベが良心そのものだから普通にイイ話。

イメージの本(2018年製作の映画)

5.0

死ぬほど聡明かつ着実に歳を取りながら孤独にならない芸術家って何やねん。皮肉か?あなたの存在自体が皮肉だわ。もはや新作を見るのが怖い。これだけ癖が強いくせして大衆の中に存在し続けるJLG。大衆を味方に、>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.0

ヤン・シュヴァンクマイエルにつづきチェコ絡みで。なんともいえない質感。究極のアニメーションのひとつのかたち。

フード(1993年製作の映画)

1.3

ホドロフスキーと並んで現代版シュルレアリスムといったところ?個人的に『アンダルシアの犬』はじめホドロフスキー、ダリの作品に対してはおしなべて嫌悪感しか湧かない身なので、これも無理だった。。観客の心理の>>続きを読む

ブローニュの森の貴婦人たち(1944年製作の映画)

5.0

重要箇所をかいつまんで鑑賞。ここまで嬉々として踊り子を撮るロベール・ブレッソンというのは珍しすぎるらしい。後期作品なんて神経切れるほどシビアだから。で、この映画に惚れた若き日のジャック・ドゥミがオマー>>続きを読む

ラ・シオタ駅への列車の到着(1895年製作の映画)

5.0

南仏で撮影。当時のカメラの性能でも遠くの列車からピントを狂わすことなく撮影されている。南仏の気候がよいのと、リュミエール兄弟の才能。

赤ちゃんの口喧嘩(1896年製作の映画)

5.0

(…『赤ちゃんの食事』より)
約一年後、赤ちゃんに弟(妹?)(赤ちゃん2)誕生。両親の愛を享受していた赤ちゃん1のユートピアは過ぎ去り、両親が赤ちゃん2をかまいはじめることで赤ちゃん1は悲しくなってち
>>続きを読む

赤ん坊の食事(1895年製作の映画)

5.0

両親にはさまれて幸せそうなひとりの赤ちゃん。この子が…
(『赤ちゃんの口喧嘩』へ続く)

ブーベの恋人(1963年製作の映画)

5.0

大好き、完璧。ゴリゴリの純愛映画です。ファシズム統制下のイタリア混乱時代が舞台となっていて、その状況ゆえ愛し合う男女の離別が生まれつらい時間が描かれるのだけども、カオスな政治映画にとどまらず、鑑賞後感>>続きを読む

パリ、18区、夜。(1994年製作の映画)

4.7

初クレール・ドゥニ。例えば街を見渡す時の、右から左へ左から右へと移ろう無意識の視線をすくい取るような、焦点は近いのになぜか全体の雰囲気を掴んでしまう、あざとく美しいカメラワークと、カラックスを思わせる>>続きを読む

郵便配達の学校(1947年製作の映画)

4.2

あぁ、タチだ〜、ってなる安心感、罪なき安定の喜劇。今までのタチ中もっとも好き。

Institut Français Tokyo

ロックの思い出に(1963年製作の映画)

3.8

他人が隣人になる瞬間。ロックに発狂したことはないのにどこか懐かしさを感じる。

Institut Français Tokyo

十代の夏/新学期(1956年製作の映画)

4.3

すばら。主題はまるで違うがトリュフォーの『あこがれ』を想起した。川のせせらぎ、夏の終わりの木漏れ日、可愛かったり気持ち悪かったりする生きものとの戯れ、子供の声、川辺の足跡、自然を謳歌する多幸感に満ちて>>続きを読む

ラストタンゴ・イン・パリ(1972年製作の映画)

1.0

あのね。確かに凄いよ。ベルトルッチは確かに凄いよ。でもねこれだけは心から嫌い。大っ嫌い。馬鹿にしてる。女を何だと思ってんだ。力づくでも精神的にもある意味翻弄できるとか何とか思ってんのか知らんけど馬鹿に>>続きを読む

ラ・ピラート(1984年製作の映画)

4.9

ジェーン・バーキン観たさに鑑賞したものの『カルメンという名の女』のマルーシュカ・デートメルスが破壊的に美しく絶句……。古典肖像画から浮き出たような神々しい輝き。この肌ツヤ。この人が女としての女を演じて>>続きを読む

オール・アバウト・マイ・マザー(1998年製作の映画)

5.0

来たる3月8日は『国際女性デー(la journée internationale des femmes)』。1975年、ONUはこの日を正式な記念日として制定した。ここのくだりは誰に教わった訳でもな>>続きを読む

シュガー&スパイス 風味絶佳(2006年製作の映画)

3.5

個人的にですが語学ラブ者として、夏木マリが「じっくりと時間をかけて育てていく関係ってのもまんざら悪いもんじゃない。ヘッ」とか言ってんの聞いただけでも〜〜日本語って素晴らしい言語やなラブ〜〜〜〜!ってな>>続きを読む

ノーザン・ソウル(2014年製作の映画)

3.0

煙草の煙で充満した、むせ返りそうな暑苦しい地下室、半狂乱の人間たちがひしめく汗と煙草の混ざった匂い、あぁ香ってくる…うんざりするくらいリアルであぁ、これ知ってる……ってなったよね。あの滅亡的な快楽った>>続きを読む

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.5

『トレインスポッティング』のダニーボイル監督って知ってあ〜〜、超納得!!!って感じ。あの映画もトイレに突っ込むシーンなかったっけ?世のダークサイドにスポットを当てつつも純情を失わない人間って感じが共通>>続きを読む

タイタンズを忘れない(2000年製作の映画)

4.0

アメフトやってる彼氏がおすすめしてくれた映画。団体スポーツには昔から縁が無さすぎる私には羨ましすぎるアツさ…!黒人差別が色濃く残るアメリカを舞台に、アメフトを通じてアパルトヘイト撤廃を試みた高校アメフ>>続きを読む

モード・イン・フランス(1985年製作の映画)

3.4

ゴルチエ、アニエスベー、ケンゾー等あのへんがバシバシ出てくるよ。モード界が弾けるくらいフレッシュだった時代。

革命前夜(1964年製作の映画)

4.7

ハッハー最高!コッテコテのこじらせ映画!劇中で『女は女である』を観に行くシーン、アンナカリーナの魅力を語らせるシーンがあることから当時のベルトルッチがゴダールに傾倒してたことは間違いないし、叔母ジーナ>>続きを読む

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

5.0

私さエドワードヤン苦手なの。ド偏見覚悟で言うけど台湾映画独特のっていうのかな、この生活感がダメ。あと全方位に怒ってばっかり、攻撃的な感じ。あと単純に中国(台湾)語が欧米語以上に理解できない。だからねま>>続きを読む

冬物語(1992年製作の映画)

5.0

もう最高。四季の物語シリーズ第二作。この女の子が思いつきで観に行くシェークスピアの舞台『冬物語』からとってる。うまいなぁ。「私は教養がないから頭でっかちのあなたにはついて行けない。あなたは本の虫。頭で>>続きを読む

モーリス(1987年製作の映画)

4.2

『君の名前で僕を呼んで』の脚本家が30年前に撮っていたという同性愛映画。舞台は1920年代イギリス。この時代に同性愛が許されるはずもなく、性犯罪として扱われるうえ投獄の対象だった。主人公の二人は中流階>>続きを読む

シシリアン・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.9

超ヘビィだって知ってるから心して観ようね。って友人と覚悟を決めて鑑賞。映画館を出た後のトイレで鏡を見たら、この明るい照明の下、暖かい格好でお化粧してこれからビールを飲みに行ける私達って、バチ当たるくら>>続きを読む

影の列車(1997年製作の映画)

4.1

どこかの国の郊外に住む、どこかの幸せそうな大家族のワンシーンをつなぎ合わせたホームビデオのような作品。他人事ではあるんだけど、これを撮った人と撮られる人の間にある強固な信頼関係をフィルムから感じる。だ>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.3

私は美大なんだけど、大学のグループ課題で教授を含め10人で経費で観に行ったんだ。今までの映画鑑賞の中でいちばんユニークな企画だった。教授は涙してた。たぶん内緒だけど。クイーン世代まっさかりだもんな。ズ>>続きを読む

エール!(2014年製作の映画)

3.8

これを勧めてくれた人が絶対泣くからな、ハンカチ用意しとくんだぞって言うから絶対泣くもんかと思ってたけど泣いた。聾唖者の家族をもつ歌うことが好きな高校生の子の話。ラストシーンのザ・家族愛ー!な王道な盛り>>続きを読む

サマーフィーリング(2016年製作の映画)

4.8

@Institut Français Tokyo
わたしの鑑賞直後のメモにはこう書いてある。“隣にいない人間の温もりをたしかに感じ取ることで愛によって生かされる人たち、センシティブに愛を嗅ぎ分けて身体
>>続きを読む

ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

4.6

セックスを繰り返すだけのAV同然な刺激作かと鑑賞前は思い込んでたけど、良い意味で期待を裏切られた。色情狂と名のつく“狂気”だけあって普通の感覚では理解できない闇の深さを感じさせたし、それも“狂気”でな>>続きを読む

モンフォーコンの農婦(1968年製作の映画)

3.4

《木と市長と文化会館》に次いで田舎の話。あたかも田舎の日常風景を切り取っただけかのように自然に見せているが、基本的に都市部が活動のベースなロメールだけあって、田舎に対する彼なりの偏見や幻想がわりと反映>>続きを読む

木と市長と文化会館/または七つの偶然(1992年製作の映画)

4.1

わたしは政治をよく知らない人間が撮った政治についての映画を観たらしい。ロメールが言うにはこうだ。「私は政治を直接的には知りません。知るのはメディアを通してだけです。つまり紋切り型の理解です。私はア・プ>>続きを読む

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