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鬼滅の刃 無限列車編のmaroのレビュー・感想・評価

鬼滅の刃 無限列車編(2021年製作のアニメ)
4.0
 ストーリー:★★★★★★★★★★
キャラクター:★★★★★★★★★★
    映像:★★★★★
    音楽:★★★★★

映画でやってた『無限列車編』(2020)のテレビアニメ版。
もちろんストーリーは同じ。
でも、テレビアニメ版の第1話は完全オリジナルエピソードで、それ以降のお話も細かな違いがある。

いやー、何度観ても泣けるね、これは。。。
原作で一番初めに号泣するエピソードの映像化ってことで、ある意味チートじみてるところはあるけど、いい話だわ。。。

この『無限列車編』では2つ、個人的にすごいなと思うところがある。
まずは主人公の竈門炭治郎の強さ。
彼は魘夢の術にかかって眠りに落ちてしまうのだけど、幾度となくその術を破って覚醒する。
その手段がえげつないのよ。
自分が術にかかったことを認識して、夢の中で自害するんだから。
刀で首を斬って。
で、覚醒しても幾度となく術にハマるんだけど、それも瞬時に覚醒。
つまり、術にかかった後、すぐに自害してるんだよ。
何度も何度も。
いくら夢の中とはいえ、自分で自分の首を斬るなんて、よほどの精神力がないとできないこと。
改めて、彼の心の強さを思い知る。。。

そして、もうひとつは煉獄杏寿郎の尊さと誇り高さ。
初めて漫画で読んだときは、「まばたきしたことありますか?」ってぐらいのギョロ目に、「この人絶対性格悪い人だ」なーんて思ってたけど、あの戦闘能力の高さ、闘気の大きさ、そして、後輩のために盾になることを厭わず、誰一人として死なせないという意志と覚悟の強さは、本当に心から尊敬できる人柄だ。
理想の上司・先輩にふさわしい。
ここは劇場版のときも同じことを書いたけど、改めてそう感じた。

正直、劇場版のように大きなスクリーンで観た方が迫力も臨場感も桁違いだけど、再びこのエピソードをテレビアニメとして観れてよかったと思う。
オリジナルエピソードだった第1話も最後ちょっと泣きそうになったしね。

そんなわけで、『鬼滅の刃』が好きな人も、劇場版の『無限列車編』で涙した人も、ぜひこのテレビアニメ版を観て、もう一度煉獄さんの尊さを味わってほしい。
最終話だけ、主題歌がLiSAさんの『炎』なのもよかった。
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