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交響詩篇エウレカセブンのmaroのレビュー・感想・評価

交響詩篇エウレカセブン(2005年製作のアニメ)
4.0
 ストーリー:★★★★★
キャラクター:★★★★★
    映像:★★★★★
    音楽:★★★★★

2021年に公開された劇場版を観るためにテレビアニメ版を鑑賞したけど、メチャクチャ面白かった。

最初は「まーた巨大ロボットモノかあ」と思ったし、確かにそれもひとつの要素なんだけど、世界観の壮大さとキャラクター描写の緻密さがすごくよかった。
そこが、主人公レントンの成長譚としても楽しめるから面白い。

最初はただの子供だったレントンが、様々な戦いや仲間たちとの交流、特にエウレカとの出会いを通じて、徐々に成長していくのが個人的に刺さりまくった。
個人的には、レントンが一時、チャールズとレイと家族のようなひとときを過ごすエピソードが切なくて印象に残ってる。

終盤になるにつれて、スケールがどんどん大きくなっていき、エウレカのまさかの正体もわかるなど、やや小難しい設定になっていくけど、そこもまた中二心をくすぐる感じで好きだった。
とはいえ、全体的に専門用語が多いので、都度調べながら観た方がいいかも(笑)

そんなわけで、思春期の少年を取り巻く興奮と感動の大スペクタクルアニメってことでオススメ!
こう書くと『エヴァ』っぽい感じがしちゃうけど、『エヴァ』よりもファンタジー色が強く、雰囲気も明るいので、もっと気楽に楽しめるかと。

続く劇場版(ハイエボリューション)は、このテレビアニメ版を観ていないとまったくわからないので(観ていても理解が追いつかないぐらい設定がこんがらがっているけどw)、まずはやっぱりテレビアニメ版の最低でも第1期は観ておいた方がいいだろうな。
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