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鬼滅の刃 刀鍛冶の里編のmaroのネタバレレビュー・内容・結末

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編(2023年製作のアニメ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

 ストーリー:★★★★★
キャラクター:★★★★★
    映像:★★★★★★★★★★
    音楽:★★★★★

テレビアニメ『鬼滅の刃』の第4シーズン。
相変わらず面白い!

このシーズンでは戦いが2つに分かれているのが特徴的。
それは、上弦の肆の半天狗と上弦の伍の玉壺がペアで刀鍛冶の里にやって来たからなんだけど。
半天狗とは炭治郎たちが、玉壺とは時透無一郎が戦うのだけど、これがどちらもトリッキーな敵でね。
まず、半天狗は複数に分かれる上に、本体が常に別のところにあって弱点がわかりづらい。
玉壺は軟体生物のように壺から出入りするんだけど、意外と肉体派な戦い方をする上に、壺を伝って移動するという読みづらい動きの持ち主。

そんな中、半天狗戦には恋柱の甘露寺蜜璃が、玉壺戦には霞柱の時透無一郎が加わり、ド派手な戦いを繰り広げるのがアツい!
それぞれにおいて、2人の過去のエピソードも明かされるので、内容的にもかなり濃い。
個人的には、無一郎の回想シーンにおける有一郎とやり取りが泣けた。。。
有一郎はあれだけ無一郎に辛く当たっていたのに、本当は無一郎のいいところをちゃんとわかっていたんだよね。。。(泣)

あと、毎回思うけど、炭治郎のあきらめなさは凄まじい。
今回も半天狗との戦いで満身創痍になりながらも、常に自分にできることを考え、考え、考え、そして実行に移す姿は見習いたいと思ったほど。
とはいえ、いきなり終盤で我妻善逸のような俊足を手に入れたのは、やや都合のよさを感じけど。
いくら筋肉のひとつひとつに集中したからといって、そんな急にできるもんかと(笑)

ラストはまた感動的な構成だったね。
夜が明けて日光が入り始めるとき、炭治郎は禰󠄀豆子を助けたいのに、村人を襲おうとしている半天狗も仕留めないといけなくてさ。
他に頼れる人もいない中、ずっと守って来た禰󠄀豆子を見放すわけにはいかないし、でも村人も助けないといけないしで、あのもどかしさときたらなかったよ。
そんな決断できない炭治郎を蹴飛ばして半天狗に向かわせた禰󠄀豆子は「私のことはいいから、鬼殺隊としての使命を全うして」と言っているようだった。
まあ、禰󠄀豆子もいきなり日光を克服して無事だったのは、これまた若干の都合のよさを感じなくもないけど。
さっきまでの火傷はどうしたってぐらい綺麗な肌に戻ってたからね(笑)
アニメだと漫画と違って、夜明けの雰囲気がわかりやすく、さらに禰󠄀豆子が復活するイベントもここ一番の見せ場ってぐらいこだわって作られていたので、漫画以上に印象に残りやすくなっていたと感じる。

そんなわけで、鬼が2匹、柱が2人とかなりボリューミーなシーズンだった。
禰󠄀豆子が日光を克服するという重要なイベントもあり、今後の展開がますます楽しみ!
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