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ホワット・イフ...?のmaroのレビュー・感想・評価

ホワット・イフ...?(2021年製作のアニメ)
4.0
 ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★★☆
    映像:★★★★☆
    音楽:★★★★☆

これは外伝的なドラマ。
多元宇宙をベースに、MCUの世界観における"もしもの展開"を楽しむ物語。
各話のサブタイトルは以下の通り。
興味を引くものがあれば観てみて欲しい。

1. "もしも...キャプテン・カーターがファースト・アベンジャーだったら?"
2. "もしも...ティ・チャラがスター・ロードになったら?"
3. "もしも...世界が最強のヒーローたちを失ったら?"
4. "もしも...ドクター・ストレンジが手の代わりに恋人を失ったら?"
5. "もしも...ゾンビが出たら?"
6. "もしも...キルモンガーがトニー・スタークを救ったら?"
7. "もしも...ソーがひとりっ子だったら?"
8. "もしも...ウルトロンが勝ったら?"
9. "もしも...ウォッチャーが誓いを破ったら?"

個人的には、第4話のドクター・ストレンジと第5話のゾンビの話が面白かった。
第4話で、ストレンジは本来事故で失うはずの両手の代わりに、愛する恋人を失ってしまった。
その悲しさから、彼は彼女を生き返らせようと魔術を身につける。
そして、決して使ってはならない"アガモットの目"を使い、時間を巻き戻すが、、、って話。
このときのストレンジの必死さがメチャクチャ感動的で、このアニメで初めて泣いた。

第5話のゾンビは、正直洋画ではよくある設定なんだけど(笑)
アベンジャーズのメンバーもどんどんゾンビ化していく中で、「ああ、こいつゾンビ化したらもう手がつけられねぇな」っていう人がゾンビになった絶望感がすごい。
そして、アントマンのキャラに笑い、ワスプの活躍にちょっと感動。

あの完全に傍観者だったウォッチャー、、、何者。
神様的な扱いだから下界に介入しないスタンスなんだろうね。
顔は赤ん坊っぽいのに体はデカい謎のおじさんだった。
弱くはないんだろうけど、ウルトロンにボコボコにされてるから、弱いイメージしかない(笑)

こうやって、もしもの世界でひとつのドラマが作れちゃうのも、多元宇宙かつキャラクターの多いマーベルだからこそ。
面白いアニメでした。
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