あらゆる人物に擬態できる能力を持ったスクラル人による"シークレット・インベージョン( 見えざる地球侵略計画)"の恐怖を映すサスペンススリラーで誰も信用できない状況下のなかフューリーが協力者側のスクラル人とともにアベンジャーズに頼ることなく侵略阻止へといどむ。まだストーリーは数話残ってるんじゃ？と思うほどラスト終了後も内容が消化不良。また最終話のポスクレ有無でも、すこし唖然状態。第一話のマリア・ヒルのくだりでマーベルドラマ史上の過去最高の盛り上がりをみせるのでは？...とすこし高を括ったが、それ以降はスクラル人周りの描写や苦痛の連続ばかりで、フューリー自体がヴィランを成敗するカタルシスは、ない。というより普段はアベンジャーズの指揮官として君臨するフューリーの本来の格好良さが、この作品では微塵も感じなかった。予告編は、最高に格好良い。蓋を開ければ感情移入不可のスクラル人のなりすまし描写ばかりで片付け、鑑賞前にこのドラマに期待したシリアスでダークな手垢は悪い意味で別の普遍的な何かにすり替えられてるような全て後退したように感じました。
