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シー・ハルク:ザ・アトーニーのJIZEのレビュー・感想・評価

3.5
とある事故により従兄弟のブルース・バナーの血清で交差汚染され"シー・ハルク"となった女性が仕事や恋愛を両立させながら弁護士として奮闘するリーガルコメディドラマ!!思い描いていた最終回よりも数倍ちがう角度でのメタ構造の砲弾の連打に、まずぶったまげた。ユーモアという観点でも、次元を超越してクリエイティブであり前代未聞か。。本作品はDisney+にて全9話完結による約二ヶ月にわたる長編で、ようやく本日 最終話が配信され完走した。また肝心の"リーガル要素"も商標登録などあるサプライズキャラの登場を引き合いに法定シーンはちらついたが、ほぼ取ってつけたような設定ではある。ウォンやアポミネーションの登場など全体的にMCUの中枢を繋ぎ止めるドラマとしては拡張こみで楽しめたが、シー・ハルク自体のカタルシスは極めて低い。シー・ハルクの恋愛描写もマンネリ化しており削ぎ落としてもらいたかった。もう少しハルクとシー・ハルクのアメコミタッチの共闘などメインヴィランを打ち負かすバトルシーケンスふんだんにエンタメへ振り切ってもらいたかった感想。大人色がより深まる次ドラマの『シークレット・インベーション(2023年)』に全望みを託しましょう。
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