尾田栄一郎の人気漫画を実写化した「ＯＮＥ ＰＩＥＣＥ」を題材に海賊王ゴールド・ロジャーが残した"ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)"を求めてモンキー・D・ルフィ率いる海賊軍が大海原へと繰り出す。良くも悪くも"イニャキ版ＯＮＥ ＰＩＥＣＥ"。本家の声優力のパワーは、やはりつよし。日本アニメ版の声優キャスト陣が勢揃いした吹替で、全８話鑑賞。元々が原作の"連載２０周年の記念プロジェクト"の一貫のひとつとして大々的にハリウッドで今回ＮＥＴＦＬＩＸの配信媒体を基盤に脚光を浴びたが、結論としては想像以上に世界視野でワンピースの悪魔の実と海賊の世界観が、オープンワールドに拓けてる。またフラットな視聴層の目線からすれば、上手くやってのけた感はある。ＥＰ３.４話のクロの屋敷パートは、映画ならではの閉鎖的な恐怖感を演出してて良かった。バラティエのクリークやアーロンパークのはっちゃんの〇〇は、けっこう残念。最終話のラストであるキャラクターが示唆されたが、シーズン２続投は世評次第か。わたしみたいなネトフリで気軽に鑑賞できるという冷静なライトな層には、世界規模で展開されたＯＮＥ ＰＩＥＣＥのパワーみなぎる世界観を存分にたのしむ事ができた。
