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ミズ・マーベルのJIZEのレビュー・感想・評価

ミズ・マーベル(2022年製作のドラマ)
2.6
スーパーパワーに目覚めたキャプテン・マーベルへ憧れを抱くパキスタン系高校生"カマラ・カーン"がヒーローとなる。中盤の話運びのテンポ感、悪過ぎではないか。。MCUドラマ版では6番目で、作風はトムホ版の『スパイダーマン ホームカミング(2017年)』の日常とまだ地続きの雰囲気にやや近しい。まず良かった点は、主人公カマラのアベンジャーズオタク的な箇所で、等身大の主人公の好奇心が画面いっぱいにコミカルに満ちているのだが、もう少し深堀りしてほしくそのオタク部分が最初ぐらいであまり後半は活かされてない印象をうけた。また悪かった点、話数の中盤あたりからルーツ巡りとイスラム文化の二重コンボのパートは、かなり萎えてしまい、鑑賞が深刻にしんどくなるレベルのうだつの上がらなさ。ヴィランもカマラと身の丈に合った感じでパッとしない。最終話でのあるMCUの代表キャラクターの満を持しての登場も、予想はしてたが実際目の当たりにするとやはりテンションはあがる。第一話と最終話は、優秀。複雑さを削ぎ落としてもっとミニマムにカマラがヒーローに覚醒する前の成長譚の世界観を観たかったな。シーハルクに期待!
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