お化け一家の長女で幻視能力をもつ"ウェンズデー"が特殊能力を持った子供が集まる寄宿学校ネヴァーモア・アカデミーで家族の過去にまつわる殺人事件の謎を追いかける。主演のジェナ・オルテガが演じたウェンズデーの機敏さとポンコツのバランスが、キャラクターとして良かった。全８話構成でそのうちの前半半分をティム・バートンが監督をつとめる。まずフォーマットは『アダムスファミリー(１９９１年)』の長女を主人公とするスピンオフというテイだが、正直細かな設定や見た目程度で、ほぼ切り離してティーンエイジャーの今風の学園モノとしてみた。どちらかと言えば、ホグワーツ魔法魔術学校のあの感じと校内でやってる内容や雰囲気はだいぶ近しい。アダムスファミリーを観てウェンズデーを観たりその逆も然りで、両者に互換性がある両者世界観を包括したドラマだろう。
