タイムループものの"繰り返す"という設定に対して、天丼やかぶせといったお笑いの技術を上手く組み込んだ、バカリズムにしか書けない脚本に感心した。
それらが伏線としても上手く機能している巧妙さも相まって、タイムループもののある種一つの完成系のように思えた。
さらに、1990年代のトレンドネタを多く取り入れることで、主人公である麻美と同年代生まれの視聴者の心を掴むというキャッチーな要素も強い。
ガラケーあるあるで、スライド式携帯の赤外線の位置が側面に付いている小ネタとか、細かすぎて笑った。
終盤は、親友の死を回避するっていう重めなストーリーが続いてどうなることかと思ったけど、最終回の前半のうちに解決し、あとは地元メンのほのぼのとしたお話を展開して、最後の大オチまで持ってったのも文句なしの終わり方だった。
地元友達って特別よね〜って思えるドラマ。