野球経験のある役者が選抜されていることで、野球シーンに説得力があるのは良かった。
しかし、日曜劇場の宿命か、大人周りの
人間ドラマが多いうえに、ドラマパートの面白さを見出せず、その点がのれなかった。
特に、主人公 南雲の教員無免許問題の話があまりにも意味分からんすぎるし、もっと他に設定なかったもんかね。
大人として、松平健が一番かっこいいキャラクター。
3年の日沖(兄)が無念の引退となり、キャッチャーの日沖(弟)が、その意思を継いで入部する流れとか良かったし、球児たちの人間ドラマの方がよっぽど見応えあった。
最終的に、犬塚がコーチになり教師を目指し、根室が野球の道に進むっていう着地点も意外性あって面白い。
ただ、肝心の試合展開もピンチになるまでの流れとか、逆転するまでのカタルシスとか、ゲームメイクが下手くそに感じて、アツくなれる場面も少なかった。
プロ野球選手として、高津(ヤクルト)とマー君(楽天)は存在するのに、ちょい役ゲストで登場した鳥谷や川崎や元木は存在していない謎の世界線。
もっと、野球中心の話が見たかったが、原作あるみたいなので仕方ないのか。