陰鬱な北欧ノワール。
夫の事故死から数ヵ月後、心の傷も癒えぬまま現場復帰したヘルシンキ警察殺人課の刑事ソフィア・カルピ。新相棒サカリ・ヌルミと共に、建設現場に女性の遺体が埋められていた事件を捜査する。全12話。
フィンランド&ドイツ製のドラマ。
タイトルの「Deadwind」は、逆風のことで、主人公の生き様とドラマの雰囲気を掛け合わせたもの(らしい)。
主人公のソフィアは、直観力高めだけど馬耳東風、独断専行、猪突猛進で刑事物ではありがちな人物。加えて美人なのに髪の毛ボサボサで洒落っ気の無い服はまだ良いとしても、幼い息子と亡くなった旦那の連れ子を抱えたシンママとなると、そこまでの設定にしなくても良いのではと思う。
メインストーリーとは別のサイドストーリー多めで、犯人に辿り着くまでちょっと引っ張り過ぎ。でも、このシリアスで寒々しくて暗い雰囲気好きなので、淡々と見てしまう。
書き留めたいキャストは、以下のお二人。
ピヒラ・ヴィータラは、色気無しでタフな主人公ソフィア・カルピを結構魅力的に演じていると思う。
体はそうでもないけど超イケメンのサカリ・ヌルミを演じるのは、ラウリ・ティルカネンで、このドラマの最初の犠牲者アンナ・ベルダーレを演じたパメラ・トラの元夫と知ってちょっとびっくり。
シーズン3まで続いてるのは、やっぱりこのバディが魅力的だからでしょう。
真犯人の殺害に至った経緯わかると、そりゃ犯人探しも難航するでしょと言いたくなる。
北欧ノワール好き限定でおすすめ。