Harumakiさん

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのHarumakiさんのレビュー・感想・評価

3.7
【 ようこそ、最先端のカオスへ。 】

この映画は、マルチバースへの可能性を、カンフーや家族の愛、下ネタジョークと色とりどりの世界観で描いた作品です。
キャッチコピーの言う通り、本当にカオスで最先端な作品。シリアスな空気を漂わせつつ、奇抜なアクションエンターテイメントを楽しめる。後半のカートゥーン感は本当に頭がおかしくなりそうでした、、、深い気持ちや、過激な期待は避けてみた方が身のためかも、、、笑

●マルチバースの可能性。
マルチバースはやっぱり難しいね、、、。
“変なことをするほど、遠く、今とはかけ離れた自分へと変わる”と言ったヘンテコな力で戦う姿は毎回毎回笑ってしまう。もしあの選択が違えば、、もしあの行動をしていたら、、と言う分岐された様々な世界線を見ることができる。指がソーセージ、カンフーの達人、料理人、ほんとに盛り沢山なマルチバース世界。その全てが内容ぎっしりで謎の満足感がありましたね笑
特に、カンフーの才能を開花させる瞬間の迫力はtheアクション映画って感じでかっこよかった、、、、どこか“マトリックス”味も感じた、、、。

●攻めすぎ!カオスすぎ!ジョークたち。
いや!!家族と見るには刺激強くない??笑
放送ギリギリレベルのおバカな下ネタが多いように感じた今作、笑えるところと笑っていいのか?という二つのラインがあって家族で鑑賞した私は正直気まずかったり、、、笑笑
ヘンテコパワーを使う姿や、マルチバースのぐしゃぐしゃな世界観と相まってさらにカオスみが増していたように思う。まさにワールドクオリティで、最近の作品の中では本当に新鮮でしたね。

●何よりも家族愛で生まれた作品。
どんだけおバカな戦いをしたとしても、どんだけ笑えるジョークがあったとしても、最後には親子喧嘩で生まれる、家族愛が一番だと言うこと。
自分のような人生を送って欲しいという気持ちと、娘だけの特別な世界をすごして欲しいというふたつの気持ち、、、、序盤の生き方に固執していたイブリンと、娘の気持ちを真に理解して、自由な人生を知ったエブリィでは、全くの別人のような気持ちの変化が伝わりました。
たくさんの未来があり、選択肢の数だけ自分だけの世界がある、、、親と子による壮大な喧嘩と、マルチバースの可能性で気付かされたことは大きかった、、。
本当に、壮大な家族愛の物語だと思いました。

◉まとめ
この映画は、マルチバースをも巻き込んだ、壮大な親子喧嘩による「無数の選択肢と多様性」を考えさせられる作品でした。
薄いようで濃い内容と、莫大な情報量で描かれた今作には何度も驚かされました、、、、見た日には絶対夢に出るようでインパクトの塊でした。
映画館で見れて、本当に幸せな作品でした!












新学期も始まり、高校2年生になりました。いやぁ〜速すぎる、、、。
進学しては、英語、中国語、学校の勉強と、またまた忙しい日が続いています、、、映画が見れる日が限られるのが何より悲しいです😭
とりあえず、あと二、三本はレビュー溜してるので、段々と書いていきます!!!
Harumakiさん

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