Harumakiさん

ザ・フラッシュのHarumakiさんのレビュー・感想・評価

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)
3.8
【 時を超え、最強集結———。 】


超スピードの能力を持つ主人公バリー。両親を救いたいと言う思いでタイムスリップし、新たな歴史を生み出してしまう。
あまりDCを見てこなかった自分ですが、修学旅行帰りの飛行機で半分くらいまで視聴し、結果はどハマり。
1作品でマルチバースを完結させた今作、ヒーロー作品への影響はでかいはずですね。
また、初代スパイダーマンのような“隣人”ぽさもあり、懐かしくも可能性を感じる一作でした。


●速いっていいよね
フラッシュの速さを活かした戦い方は異常なほどかっこいい。体に電気を走らせて駆け抜ける演出はロマンでしかなく、序盤の赤ちゃん救出シーンはワクワクが止まらなかった。
速すぎるが故に時間を超えてしまう、なんとも単純なキーアクションなんだろう、、、。何も考えずに、スーパーパワーを信じてみるのが1番ですなぁ!

全身ピチピチのスーツも、終盤には着てみたいと思えるほど惚れてしまう。
フラッシュの構え姿はさすがに真似しちゃうよね。


●DCもマルチバースの世界へ
まさかまさかのDCにまでマルチバースが!!流行とは恐ろしいものですなぁ、、、。
フラッシュの能力とマルチバースの関係性は都合のいいもので、複雑でも単純でもないちょうど良いものだったと思う。
サプライズ演出のマイケル・キートンのバッドマンや、スーパーマンの代わりにスーパーウーマンなど、マルチバースならではの楽しみが盛りだくさん。また、性格の全く違う2人のバリーを演じるエズラ・ミラーの演技力には本当に驚かされました。


●一つの缶で変わる未来。
青年が大人へと成長する物語でもある。両親がいる世界線といない世界線、2人のバリーが互いにぶつかり合う場面は心が痛む。
悪役という悪役は存在せず、バリーが自身の弱さと決着をつけると言うのが今作のゴールのように思えました。
幼いバリーが何度もタイムスリップをし、傷が増えていくのはみててとても辛い、、、、その姿の伏線回収もしっかりとされていたのは面白かったです。


◉まとめ
1作品でマルチバースを納め、1人の青年の物語を完結させているのでとても満足感のある作品でした。また、超スピードというのがいかにロマンの塊であり、カッコ良すぎるものかを痛感する作品でもありました。
DCのダサカッコイイ演出といい、笑えるコミカルな要素は再度見直しました。
エズラ・ミラーという俳優さんに出会えて嬉しい一面、プライベートの複雑さで困惑する気持ちもあり、、、。フラッシュが引き続き登場するなら今作の俳優さんがいいなぁぁ。

新情報、待ち続けます、、、!
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