このレビューはネタバレを含みます
ワクワク感はあった。
ものものしい研究施設で、一人の女性(キャシーの母)が転がしたガラスの球が、脱走する別の女性のピンチを救う。一発目ですごい技を見せられ、楽しかった。キャシーの母は未来を予知する「ウォッチャー」の能力に長けている。キラを逃すために球を転がす予測もすごいが、そもそも、組織との戦いのためにキラを逃す必要があるという、長期的な予測ができていたわけだから、ものすごい。ただ、この母は最後まで捕まったままで、この場面で後ろ姿を見せた後は登場しない。今後続編で登場する雰囲気だが、たぶん続編は作られないだろうなって感じなので消化不良。
女同士がデジャヴのような予知能力を駆使しながら、男同士が攻撃系の能力で戦うシーンは面白い。ここから、みんなが能力をどんどん出して進んでいく。
ダコタ・ファニングが格好良い。一瞬だけ見られる少女の2丁拳銃姿もかっこいいし、自分の死を予知して泣く、なんだかんだでまだ子供なんだという感じも良い。
キラは敵に騙されたまま連れて行かれるが、写真を見て主人公との過去を思い出す。この解決が精神論ではなく、写真という物的証拠によるものだったのは良かった。