春とヒコーキ土岡哲朗

アメリの春とヒコーキ土岡哲朗のネタバレレビュー・内容・結末

アメリ(2001年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

頭が柔らかくて、楽しいことを考えるヒロイン。

目を大きくパチパチさせることで、「純粋さ」とは違うんだけど、「素直さ」を感じる。グロイものでお洒落な演出をするところが、綺麗事じゃない感じで良い。
恋が思い通りにいかなくて、液体化して床にびしゃーんってなるところが、一番好き。

おじさんにタイムカプセルを渡したことで、それまで世界と接点を持てていなかったアメリが、目の見えない老人に世界を案内する。元々ロマンのある人だから、人に奇跡を起こしてあげたくなるんだね。
ただ、勘違いからヤキモチを焼いてしまうと、他人のことがどうでも良くなってしまう。人に奇跡を起こすのも、言ってしまえば「自分が嬉しくなれるから」であって、自分自身が悩むとなると、こんな子でも涙を流して取り乱す。
しかし、人に奇跡をあげていたアメリが、今度はじいさんに助けてもらいハッピーエンドへ向かう。
二人で自転車に乗っている姿が早回しされるエンディングが、もんのすごい幸せ感。