香魂女-湖に生きるの作品情報・感想・評価

【第43回ベルリン映画祭　金熊賞】
シェ・フェイ監督が手掛けた人間ドラマ。中国映画の本作、そして台湾映画のアン・リー『ウェディング・バンケット』と金熊賞を分け合ったという珍しい回だった。

とにかく…

• #第43回ベルリン国際映画祭

「香魂女　湖に生きる」

〜最初に一言、九十三年は中国、台湾と二つの国がベルリン最高賞の金熊賞に輝いた。一つはアン・リーの「ウェディング・バンケット」そして本作だ。当時、中国映画として二度目の受賞作…

90年代、地方社会の封建的因習の犠牲者である主人公は、売買婚によって今の夫と愛の無い夫婦関係を継続。その苦しみを一番知っている筈の自分が、知的障害を抱える息子の為にまた一人犠牲者を増やしてしまうとい…

自分がこれまでに受けた仕打ちを思い出して女に生まれたことを呪いたくなるような気持ちになり、かなり心が打ちのめされたけども観て良かった。
怒りと悲しみに震える女たちと穏やかな湖面の風景の対比がやりきれ…