金宮さん

寫眞館の金宮さんのレビュー・感想・評価

寫眞館(2013年製作の映画)
3.0
「なんとか笑わせたい写真館のカメラマンvs絶対に笑わない女性」で大正〜昭和あたりの6,70年間くらいを描く。

サイレント演出と全編流れるピアノ劇伴が正直言うと泣き落とし過剰なのだが、普通にいい作品だとは思う。あと作画のレベルは異様に高い。

ラストはみんなが思う想像どおりなので、女性の表情が肝だと思うんだけどそうなるとアニメは実は向いてない?とか元も子もない感想で終わってしまったのが残念。無表情も笑顔も画一だったのがなんとも。

私も昔は仏頂面ばっかだったなあとか、これからたくさん撮ることになる我が子は笑ってくれるかしらなどの感情もよぎったのでこれからも幾度かは思い出すことになりそうな作品ではある。
金宮さん

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