このレビューはネタバレを含みます
今から見ればとんでもない演技力の3人がメインの胸キュン恋愛モノ。「おっさんぽい」という設定だからこそできる当時32歳の鈴木亮平さんを高校生として起用する離れ技。
凛子→猛男は一目惚れはあったものの、さらに惚れ直したのは猛男が砂川のこと大好きだから。んでもって恋愛感情ではなさそうだけど、砂川が凛子に好意を持ったのは凛子が猛男のことを悪く言わなかったから。そもそも猛男は自分の気持ちをかき消して、砂川と凛子をくっつけようとする。
恋愛と友情を無駄に二項対立させずにドッキングさせる新しいかたちの三角関係が素敵です。
カフェでの猛男と凛子の会話「猛男くん好きな人いるんだ?」「ああ、でもいいんだそれは。」とそれぞれが切なそうに話すシーン。お願い!くっついてくれーー。と切に願いました。
キービジュアルなどからイロモノだと思われそうですが、とっても王道で可愛らしい青春ストーリーだと思います。
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・ラスト近くの坂口健太郎さんの爆笑演技はちょっと不自然でしたが、その後『ヘルドッグス』ではサイコ爆笑をとても自然に連発しまくるので、演技っで成長するんだなあと偉そうなことをしみじみ思いました。