アキカウリスマキって言われなければわからなかったかも?!
マッチ工場の少女以降は
アキカウリスマキも世界が出来上がって、すぐわかるから。
アキカウリスマキってこんな深い構成の作品を作るんだ?!
と…
カウリスマキの魅力は色使いでそれは女が隣にいて赤いスカーフや帽子を被っている画面ではじめて効果を発揮する。逆に言えば孤独な人間を描こうとすれば自動的にカウリスマキの個性は減衰する。(マッチ工場も孤…
>>続きを読む最初の長編作からみんな大好きカウリスマキのお膳立てが用意されていたかのよう。
何かコトがあるとシリヤラインに乗るのは、地続きのヨーロッパの中で、実はそうでもない立場のフィンランド的な感覚がなせる技な…
長編処女作ながら既にカウリスマキの作家性が備わっていて感心するが、無機質なフィルムノワールが故に緩いシュールな笑いというよりは地味にブレッソン的なソリッドが漂う。しかし、ラストでマルックトイッカが自…
>>続きを読むドストエフスキーの『罪と罰』とはあらすじがだいぶ違っていて(読んだの昔すぎてググってやや思い出した)、内面的な罪の意識に焦点を置いた物語ではなく、あっさりとした冷ややかな映画になっていた。刑事とのや…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
アキカリウスマキ、という名前を知っていたけれど、作品をひとつも観たことが無かった。
最新作の『枯れ葉』も観ていない。それにともなって、行われていた、アキカリウスマキ特集も、ひとつも観なかった。
…
幼稚園時代の忘れられないことのひとつに、誰とも戯れず毎日砂場の横でずっと立っていた内田くんのことだった。彼は小学生になって気がついたらウッチーと呼ばれるようになり戯れられるようになったが、立ってろと…
>>続きを読む