鷺宮テラスさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!(1999年製作の映画)

4.8

ethicsとmorals(道徳と倫理、日本で倫理を調べると英単語は両方表示される曖昧さよ)という何となくイメージはできていても意味の違いを言葉で表すことが難しくとてもたのしい。それはコカコーラとペプ>>続きを読む

ライオン・キング(2019年製作の映画)

4.7

脳が錯覚を起こして本物と勘違いし幾度となく"そうだ、こいつはCGなのだ"と思い返してくれるたのしさ!

この感覚を味わえたのはハッピー監督さんがどのようにして撮ったのかyoutubeか何かで観て詳細は
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

自分の脳が作中の場所はニューヨーク、ロウワーイーストサイドだと幾度も受け取ってしまって鑑賞してしまうのだけど定期的に台詞に入っている"Gotham"という言葉のおかげでふと、我に返ることができる。この>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.8

Dolby cinema 2D字幕.

ドルビーシネマの音質が好みなので心臓の奥から響く銃声がよかった.......

この日のために生きてきた、待ちに待ったよ。見たことのない角度から丁寧な丁寧なアク
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毒戦 BELIEVER(2017年製作の映画)

3.9

きっと多分ものすんごい豪華キャスト陣でお送りされた謎のボス"イ"先生を探る潜入もの。

米津玄師さんに似た?俳優さんも常に怪しい隊長も怪しい、ううん、みんな怪しい、あの夫婦も怪しい。登場人物みなあやし
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アス(2019年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

ほったらかしで遊園地で遊ぶ旦那、安いからといって衝動買いする旦那。登場する男たちの頼りなさが自然と緊張、苛立ち、恐怖、心の不安定を生んでくれる。

炎のシーンがとても印象的。下がれば下がる。後ずさりに
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フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

4.4

作中には紹介してないのでメモ。
9.11以降、ただちに米国は危機管理体制を強化して航空保安対策のひとつに"拳銃を所持したsky(air,flight)marshal=航空保安官の航空機への搭乗"を義務
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

4.4

手すりの汚れ、シートの革の質感もグッときて旅行に行ったって時間的に寄れないニューヨーク郊外も綺麗に映してくれる。とても気に入ったのは郊外の雨上がりのレストランかなにかの上から映した駐車場。濡れたコンク>>続きを読む

アンノウン(2011年製作の映画)

3.9

奥様を心から大事にしてそうで仲睦まじい様子のリーアムニーソンがイイ。こういうのをたのしみに観てる。

そこから状況が一変する。愛する人からあんな態度(知らんぷり)されたらあなたならどうする?と問いかけ
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

4.4

面白かった。説明的な部分は校長先生のスピーチにまかせるような自然さがイイ。思わず自分が留学しているかのような錯覚体験をさせてもらえる彼らの仕草やトーク内容、文化、そして学校行事が驚きと納得に溢れている>>続きを読む

いなくなれ、群青(2019年製作の映画)

3.6

この世界には二つ揃って初めて意味を成すものがたくさんあるように、たとえば僕と君は一足の靴だったらよかった。そうであれば物事はもっと単純だった。

僕には絵本の記憶が一冊しかない。百万回生きた猫の話もし
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天気の子(2019年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

先ず言葉があってそこから世界を紡いでいく。

小栗旬さんとばっさーの声、そして初めてシリーズの聴いていて恥ずかしくなる台詞を惜しげもなく披露してくれる様に脳が拒絶を起こすも見慣れた景色のオンパレードに
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フィフティ・シェイズ・ダーカー(2017年製作の映画)

3.7

"愛で人は変われるのか、変えることが出来るのか"

アナは忘れてなかった。dominant属にはわかっていたけどさ。グレイも見つめ直していて。空白の時間を想像出来てとてもイイ。

テーマは前作と同様に
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HiGH&LOW THE WORST(2019年製作の映画)

4.5

志尊淳さんの演技で全ての役者さんを牽引するかのような存在感がさすが過ぎた。そして身体能力高い、カッコいい。そして作品全体をあたたかく包んでくれるような山田裕貴さんの優しいオーラ。

川村壱馬(かずま)
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フリーソロ(2018年製作の映画)

4.9

映画観賞史上最多の発汗。汗びっしょり。(高所恐怖症ですw)


"present"を本作のように"生"と訳すかどうか難しいなと個人的には思うけれども彼の発言や日記の言葉を聴いてみても超絶"現実"的な方
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フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(2015年製作の映画)

4.6

"あるがままを晒け出すか否か"

グレイがあまり多くを語らないからきっと小説では胸中を語る描写が多くあったのだろうなと思わせてくれる余白がイイ。

それでもアナに"やめておいた方がイイ"と忠告する姿に
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DTC 湯けむり純情篇 from HiGH&LOW(2018年製作の映画)

5.0

HiGH&LOW のダン、テッツ、チハル3人=DTCのロードムービー。

冒頭の劇場に入ってからLALALANDを意識されたような音楽にたのしげに踊る場面は別の意味も秘められていてそれがラストではっき
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レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

4.5

"THE CHEF SHOW" のジョン・ファブローさんがゲストとたのしく料理を作りながらつまみ食いするお姿がとってもたのしくてトークの中に登場する作品はどうしたって見たくなる。本作もそのひとつ。>>続きを読む

メモリーズ 追憶の剣(2015年製作の映画)

3.0

追憶という言葉とイ・ビョンホンに惹かれる。

綺麗な場面を撮りすぎて取捨選択出来てなさそうなてんこ盛り編集の甲斐もあってぼーっと眺めるだけの脳ミソになり、ミステリィ風の原作なのだろうか、結局誰が誰だっ
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

5.0

UMAMI KETCHUP?

この一言の台詞でもわかるように
現在のカリフォルニアの様子を限られた時間の中でたくさん見せてくれるの。

それに加えて全編にわたって台詞がライムを刻む!

白人のマイル
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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

4.5

やたらスマートに装えるステイサムさん、トレーニング大好きロック様の暮らしぶりからたのしく始まる本作で驚いたことはオートバイの効果音や人を殴る音たちが作品の音楽(歌も)の演奏に参加しているかのようにピッ>>続きを読む

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.4

音楽の観点から映画を知ることが出来る。

驚いたのはロンドン、ニューヨークとスタジオによって音の響きが異なるため演奏する場所も考慮している点。たくさんのオーケストラのメンバーが限られた時間の中で作品に
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ソング・オブ・ラホール(2015年製作の映画)

4.9

軍事クーデターによってイスラム化が進み信じる神も変わった40年。音楽は罪。かつて芸術の街と言われたラホールから音楽が消えた。

パキスタンの美しい街並みとともに紹介される"The quiet deat
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

5.0

man,oh man,oh man,

言葉にすることが惜しいほど美しかった。

自分も"それ"を受け入れる時が来たら彼と同じ気持ちで同じ順番で思い返せたら。


私からも彼に返事を送りたい。

Ye
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HiGH&LOW THE MOVIE3 / FINAL MISSION(2017年製作の映画)

4.0

事前にHIGH & LOW THE LIVE を鑑賞。

ダンさんとテッツとチハルのトークがおもしろくて、ドラマ・映画の曲が流れまくってアガる。作中のほとんどの登場人物が歌って踊れることを忘れてた。オ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.9

No,of course not.

脳ミソ困惑!

開始20分でストップ。小気味イイを通り越して続けざまに速く文学的→"形容詞たっぷり"の台詞が聞こえ視覚からは自分の好きな色使いの服装や小物が出てく
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カーライル ニューヨークが恋したホテル(2018年製作の映画)

4.2

THE CARLYLE, A ROSEWOOD HOTEL
35 East 76th St., New York

NYの住所ってほんと素敵。
ダイアナ妃が愛して以来英国王室御用達でニューヨークを愛す
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東京喰種 トーキョーグール【S】(2019年製作の映画)

3.8

冒頭の映像が別の映画のようによくってワクワク増し。

松田翔太さんの食に焦がれる表情とお父上の名シーンを思い出させてくれる場面を愛でる。このシーンに向けて力を注いだ印象。

ほかに、
料理ショーな場面
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HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKY(2017年製作の映画)

4.8

観ていくと自然と自分ならどこに"属したい"かと鑑賞しながら思いを巡らせてしまう。

私は楽曲とクラブシーンが超絶カッコよく綺麗なマイティウォリアーズにイク!と心に決めているにもかかわらず観ながらついつ
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HiGH&LOW THE RED RAIN(2016年製作の映画)

3.4

ブエノスアイレスのような色。建物内のアイテムひとつひとつ好みで至る場面でなにかしらの工夫を感じるも流れが掴みきれなかった。

ドラマと本作までの映画の台詞すべてに辻褄が合う兄弟の繋がりをたのしむ。
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HiGH&LOW THE MOVIE(2016年製作の映画)

4.9

シーズン2までドラマを駆け抜けてから鑑賞。

ドラマがたのしかったので苦手意識なく(少し前の私なら本作を観る気も起きずポスター画像見て笑ってた)入れた、というかたのしみで仕方なかった。


ドラマから
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アラジン(2019年製作の映画)

4.6

IMAXレーザー2D字幕。

ライオンキングを鑑賞後改めてこの作品のよさ、"ヒト"とCGが混ざり合ってアニメ版アラジンのようなたのしい動き満載の映画だったなって。

曲を知っている観客の裏をかくような
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ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(2006年製作の映画)

4.2

KEIKO!!!!

うれしかったのが思っていたよりもずっとNIPPONっぽく映してくれたこと。

前作と続けて観てるからか狭い島国の窮屈さが出ててイイ。この国で生きる外国人の受ける差別的閉塞感、そし
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ワイルド・スピードX2(2003年製作の映画)

4.5

ポール・ウォーカーさんのスピード狂としてのイッちゃってる瞳、格好良さとややダサみも滲み出す演技は普通のイケメンじゃない、何者なの。

それがまた違う方向でアブナイ雰囲気のタイリース・ギブソンさんのとの
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ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.8

行くぞワイスピw

ポール・ウォーカーさんの甘い顔と笑顔。

そして作中の女性を見る眼差し(鼻の下が伸びてるような)と男女が見つめ合う視線の醸す空間、サウンド。

ゼロヨンって400メートルを駆け抜け
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工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

5.0

俳優さんの熱量に涙...

事実をベースにしたフィクション(ノンフィクションではなく)は面白い。あまりにも知らない国だから鑑賞中に自分の中に強烈な興味があることに気付きハラハラドキドキワクワクしてた。
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