今日ついに『無限列車編』の歴代興行収入が第3位になったというニュースが。
公開39日でこの調子とは、まだまだ伸びそうだ。
去年の冬、流行にやや遅れてアニメを視聴。
こちらもやや遅れで見に行く劇場版の前に、もう一度シリーズを見直した。
気軽に見始めた1回目は、最初の方は「思ったよりグロくて重い…」と思った。
流行ってなければ、どちらかといえば見ないタイプのアニメだったかもしれない。
でも強烈なキャラの善逸や伊之助が加わったあたりから、どんどん引き込まれるよう見てしまった。
那田蜘蛛山の戦いとか何回も見返して泣いたし、目がテンになるギャグシーンは何回見ても笑える。
久しぶりに見返した2回目は、OPからEDまできっちり、細かい設定を思い出しつつ、セリフを味わいながらじっくり鑑賞。
改めて見返すとやはり背景描写がとても綺麗。
それでいて親しみやすいキャラクターデザインと独特な技のタッチによく合っているのがすごい。
ストーリーは「人喰い鬼を滅ぼして、鬼になった妹を人間に戻す」というシンプルなもの。
しかし、主人公・炭治郎の優しすぎる性格や禰豆子との強い兄妹愛が想像以上で胸が熱くなる。
どの登場人物も背景に奥行きがある。
敵である鬼の苦しみや人間だった頃の思い出も描かれ、勧善懲悪でないことが複雑でリアルだ。
人の命も鬼の運命も等しく、重みを持たせていることが多くの人の感情に訴えかけるのかもしれない。
そういった点を丁寧に描くことがこの作品を特別なものにしていると思った。
明日見る『無限列車編』もきっと号泣するんだろうな…
映画の後のストーリーも気になるので、マンガも読んでみようかしら。