柏エシディシ

スター・ウォーズ:アソーカの柏エシディシのレビュー・感想・評価

スター・ウォーズ:アソーカ(2023年製作のドラマ)
3.0
今更ながら、「スターウォーズとは師匠と弟子の話」なんだな、一貫して。という事に改めて気付いたし、様々な師弟関係と、これまでのシリーズの師弟たちを自然に想起させられる良いシリーズだったと思う。
アニメ版スターウォーズは、最初の映画公開されたクローンウォーズしか知らない門外漢なんだけれど、本シリーズをちゃんと楽しめた。
そもそも、最初の最初のep4だって、いきなりタイトルロールで事態の説明して、いきなり戦艦のチェイスシーン、乗り込んでくる悪の親玉という怒涛の出だしだった訳で「何となく、そういう事」で楽しむことが出来るのがスターウォーズな筈。
その「膨大な余白。想像の余地」がこの世界の魅力で、今の隆盛の礎な訳で、そこから派生した本シリーズは、その魅力に忠実であったのが先ずは正解。
そして、「スターウォーズとはそもそも活劇である」という本質が常にぶれないデイブ・フィローニの舵取りも見事。毎回、ちゃんと見どころを用意してくれるので安心する。
ただ、人間関係のドラマの描き込みはやや物足りなく感じることもあり、これはこちらの門外漢故の思い入れの低さとリテラシーの問題かもしれない。
本作で、サヴィーヌやエズラというキャラクターたちに興味を持ったので、コツコツ、アニメシリーズを観てみようとも思ってる。
スターウォーズはいい加減卒業かな?と近年思っていたのだが、そうはさせてくれないみたいだ。
柏エシディシ

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