"TVドラマ史上最高のドラマ"ゲームオブスローンズ の前日譚という、大き過ぎる期待を受けたシーズン1
10話完走しての感想としては、まだまだ序章だなー、これからこれから、という率直で平凡なもの。
しかし考えてみれば、ゲームオブスローンズ のS1も今見返すと、その後の展開を思えば静かなモンだったし、振り返ると布石をしっかり(しかもさりげなく)配置した見事な序章であった訳だから、本シリーズも本領はこれからだろう。
オリビア・クックガチ勢としては、アリセント陣営に肩入れしてみがちだったが、父親の意志に忠実たらんとしようする第10話のレイニラに若干かたよったか。
白黒つけられない複雑な為人が魅力のデイモンといい、シリーズを通して人物像が変化していくゲームオブスローンズ らしさを今後も楽しみたい(振り回されたい)
ちょっと物足りなかったのは、少しユーモアやアイロニーが足らない所。
ティリオンやリトフィンガー、ヴァリスの様なキャラクターが時にシリアスな物語の「つっこみ役」というスパイスになっていた前シリーズには及ばない。
なんだか、どうしてもゲームオブスローンズ と比較して語ってしまいがち。
だけど前日譚だからしょうがないよね。
土台作りは上々。第2シーズンからは、そこからの飛躍と驚きを期待したい
