「映画の様なゲーム」ラストオブアスをドラマ化。
結論、理想的なアダプテーション。見事でしょう、これは。
基本プロット自体はゲームに忠実に、そしてドラマの特性を活かして原作では描かれない部分も補完しながら、よりキャラクターを掘り下げる見事な語り口であった。
正直「ウォーキングデッド」の様な先達がある時点で、ゲームをプレーしてない鑑賞者の目からは、ちょっと地味な作劇に物足りなさを感じていないかなぁとは思わないでもない。
まだプレーしてない方には、是非ゲームをプレーして欲しい、とも思う。
このドラマを観たのとは、また別の"体験"でもあると保証出来るから。
ペドロ・パスカルとベラ・ラムジーはオリジナルのジョエルとエリーと微妙に印象の異なるキャラクターであった事は、かえって良かった、と思う。
そのニュアンスの違いが同じ物語をなぞりながらもまた違う感慨を受ける事が出来たと思うし、それが鑑賞にスリルを残してくれた。
さて、製作の決まっているシーズン2以降、早々にPART2の物語に突入するのだろうか。
原作に忠実であったシーズン1を受けて、かえってシーズン2はまた別の物語が観たい、と個人的には思っている。
特に、大きく脚色されたエピソード3が出色の出来であっただけに。期待が高まる。
