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プレデター:ザ・プレイの蔵なもしのレビュー・感想・評価

プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)
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これはアレだ!
「プレイ」という原題があるのにも関わらず、邦題を「プレデター3」にされちゃうヤツだ!

幼い頃にゴールデン洋画劇場で観た「プレデター」、確かダッチ(シュワ知事)が屋良有作さんの吹き替えでした。
ステルス迷彩(メタルギア好き)で身を潜め、屈強な特殊部隊員をひとりまたひとりと狩っていくプレデター。本当に夢中になりました。
舞台をジャングルから、コンクリートジャングルへと移した「プレデター2」、子供たちだけで劇場へ観に行き、ダッチ少佐にも劣らぬ、ハリガン警部補とプレデターの死闘に手に汗を握る。その死闘を制したハリガンの健闘を讃えて、族長から渡された古の銃。
様々な謎を残したまま、物語は「プレデター3」へ、なんて思っていたのに、コレジャナイ、いやコレジャナイを数回経て、ようやく正統な続編と思える作品が登場しました。

今度の舞台はビギンズともいえる1719年のアメリカ、グレートプレーンズ。否が応でも件の銃が頭をよぎります。

主役がネイティブ・アメリカンの女性。ワンコなど、「プレデター」公開から実に35年、(悪い意味ではなく)これこそが、現代におけるプレデターなのだと納得いく作品でした。
「AVP」などでプレデターがチートぽくなってしまいましたが、この「血が出るなら、殺せる」距離感がやっぱりいいですね。