ずっと気になってたがやっと観られた！
■あらすじ
1920年 大英帝国の植民地となっていたインドの物語。英国軍の総督夫妻によって妹をさらわれてしまったビームは、城に潜入して妹を取り戻すべく、身元を隠して城下街に住んでいた。とある事故をきっかけにラーマという男との間に絆が芽生え、2人は瞬く間に親友となるが、ラーマは実は英国軍に従える警察の一員であったーーという話。
■ざっくり感想
・歴史映画だけど見やすい
下調べなしで見たけど、思ったより歴史映画だったという印象。
でも、アクションシーンがかなり鮮やかでかっこいい＆ストーリー展開はわかりやすいので、普通に面白かった。
また、絆とか人情味みたいなのもしっかり感じられるストーリーなので、つらい歴史が背景にあるけど堅苦しくない作りになっていてとても見やすい。ヒットも納得の感じ。
・前半のダンスは最高！でも数は少ない
有名なダンスバトルのシーンが最高！
ストーリーの中でも意味のあるダンスシーンになっているので、ミュージカル苦手な人でも見れると思う。
ボリウッドの独特な力強いダンス、私はかっこよくて好きだなぁ〜。ビームとラーマの2人の超絶シンクロが美しい。
イギリス婦人たちのダンスは足痛くないか心配してめっちゃ足元みたけどヒール低そうだった。
ダンスシーンは前半の一箇所だけだったと思うので、意外と少なく感じた。
そして、ストーリーはシンプルなので、ダンス曲1つのわりに3時間はちょっと長く感じたけど、
配信でもインターバルのアイキャッチみたいなのがあったので、その間にコンビニに行ったり長めに休憩を取ったらわりと楽に見れました。
・筋肉ムッキムキ、冴えるアクションが良すぎる
肉弾戦あり、飛び道具あり、爆発あり、ワイヤーアクションあり、そうはならんやろという謎筋力あり。アクションの幅が豊富で面白い。
ジャンプしながら銃撃つとか、テニスでいうエアケイみたいだなと思った。
ビームとラーマ、男二人が肉体美を見せつけつつド派手アクションを繰り出しててよかった。
「マトリックス」とか「Mr.&Mrs. スミス」みたいな感覚もあった。
そして、ラーマ役のラーム・チャランめっちゃかっこよかった！お顔も端正で良き。
あとはストーリーで感じたことなど書きます。
ーー以下ネタバレ含みますーー
■戦争ぜったいダメ
戦争や武器を持つことへのアンチテーゼを感じて良かった。
英国軍は自分達がインドを脅かすために貯蔵していた豊富な爆発物で結局自滅してしまう。
最後、ラーマ帰還後に村人たちは銃を受け取るけど、銃とは自衛のために使うもので、決して誰かを虐げるためではないというメッセージだと解釈した。
■ジェニーはあの後どうなったのか
１つだけかなりフィクションめいたのがジェニーの存在で、そんな中途半端に良い奴いるかしら？と疑問だった。すごいいい人なんですけどね…彼女もマッリが捕らわれている実態やビームの処刑を止めなかったのにな…。
最後には家を壊されたけど、ジェニー含め生き残った白人たちはどうなったんだろう？
またそのうち見返すと思う。
エンドロールにいきなりバックスクリーンに映るおじさんたち誰なんだろうってことだけが気になったw
プロデューサーとか偉い方々かな？
