このレビューはネタバレを含みます
いい映画だった〜!これはぜひ映画館で見てほしい!!!
朝イチで観てからじわじわと良さが広がり、夜眠るときまでこの映画のことを考えていました。そのくらい、全部が良い。
聡実くんのちょっと大人びた雰囲気ながらもちゃんと思春期真っ只中の中学生なところや、狂児の、聡実くんを子どもと思い尊重しながらも組員の集まりには引き連れてしまう感覚の危うさが絶妙。
合唱曲の歌詞がそれぞれの心情や関係の変化ともリンクしていて見事としか言いようがなかった。
始まりからくすくす笑えるところがいくつもあって、見ず知らずのお客さんと一緒に笑えるのは映画館ならではの経験だと改めて実感した。
そして聡実くんの叫びのような紅にはやっぱりグッときたし、少し泣いた。
狂児は紅という曲を歌おうとしたから限界があったけれど、聡実くんは叫びとしてアンサーを出した。静かにその叫びを聴く狂児の横顔含めて名シーンでした。
巻き戻せない青春という時間を映画を見る部で表現しながら、それを観ている私たちも巻き戻すことのできない映画館で観ているというのがなんだか良かった。
見終わったあと、私も二人の青春を一緒に体感したような気持ちになった。(この感じまだうまく言葉にできてない気がする!)
2024年、まだ1月だけれど、今年一の映画になる予感がしている。
ファミレス行こ。のほうも期待して待ちたいよ〜
以下、細々した好き・面白かったポイントまとめ
・聡実くん
ついてこんとって!の言い方
「チャーハンひとつ」のそっけない注文
名前…!何で名前!!の言い方
狂児の腕にしがみつくあのシーン!
「狂児もカズコの瞳に乾杯したんやろか…」の可愛さ
紅を挟む狂児の歌を聴いて首のあたりぽりぽりしてるときの表情
合唱部のみんなで撮った写真を待ち受けにしてる(笑顔が見られる貴重な写真だった)
・狂児
紅を歌う時は必ずジャケットを着る
聡実くんをぐさぐさしたシュガーをコーヒーに入れる
ホットコーヒーのことをホットというちょっとおじさんみたいなところがある
ガードレールを軽々跨いでくる脚の長さ(画面外)
一時停止の標識はガン無視してる
聡実くんが狂児のことを見ていないときの、狂児が聡実くんを見る目
「聡実くんありがとう♡なぁ聡実くん♡聡実くん肘!肘聡実〜♡」
やっタンポポ!!
まだまだあって書ききれない〜