このレビューはネタバレを含みます
少し疲れた金曜日の夜に寄り添うような、温もりのある良い映画でした。
日常ってドラマチックに大きな変化があることってそんなにはなくて、誰かとの出会いや言葉、そういう些細なものが少しずつ積み重なって変化していくものだと思う。
変わっていく二人の日々や障がいや関係性に「変わらないものなんて、この宇宙にはないのかもしれない」という劇中の言葉が重なった。
この出会いが二人にとって、あの人に出会えてよかった、と思えるものでよかった。
映画館を出てから、私にもそう思える人がいるということを考えていた。
あと髪を切るシーン、面白くて笑いが止まらなかったな。
面倒見が良い社長さん、こういう役で光石さんの右に出る俳優さんっていないかも。