あかめ

梟ーフクロウーのあかめのレビュー・感想・評価

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)
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1645年、日本では宮本武蔵が亡くなった年、朝鮮王朝では王と清から帰った王子が清との関係を巡り対立していた。その王宮に盲目の鍼灸医として入り込んだ主人公はある殺人事件の目撃者となり、容疑者に仕立てられてしまい…といった歴史サスペンスでした。
盲目の目撃者ものが最近増えていますが、この作品ではある仕掛けがありまた予想外の展開も起こります。
お馴染みの大スターは登場しませんが、朝鮮王宮で様々な思惑が鬩ぎ合い、主人公は翻弄されますが終わりかたは見事でした。歴史的な実話をベースにしながらしっかり独自の娯楽性に惹き付けられる傑作でした。なぜこの作品が大して話題にもならずひっそり公開されているのかが謎です。
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