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マダム・ウェブのASHITAKAAkinoのネタバレレビュー・内容・結末

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)
2.4

このレビューはネタバレを含みます


2024年映画19本目

Sonyのマーベル。SSU第4弾という肩書きも霞むほどの酷評(IMDb3.8)をされまくってて逆に観たい。本家がもうガタガタすぎて、もう自由にやってくれていいのでは、と思える本作。ツッコミどころ満載の脚本と早い編集は何がなんでも120分に収めてやるという意地を感じなくもない。

『Succession』の1エピソードを撮ったとは思えないほどのこの出来。どんな要求をスタジオから要求されたのだろうかと恐怖を覚えなくもない。設定的にはニコラスケイジの『Next』を彷彿。あれも00年代の映画。思うにこの映画はダコタ・ジョンソンよりもシドニー・スウィーニーのための映画。そしてブリトニーとビヨンセ。73年で始まり、03年へ。その意味は。『Severance』のアダム・スコットが普通にお仕事してるだけでジワジワ来る。
大いなる力のまえに責任が先に来るのは非常に現代的。
次作にまったく期待できない、そして書いている今も観たそばから忘れてしまいそうな(好意的に捉えるならば)あの頃の映画でした。
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