ダニエル・シュミットという外の目を通じて、坂東玉三郎を被写体に歌舞伎の秘密に迫る。
坂東玉三郎がインタビューで言葉はね〜と話した後に舞を見ると、その表情、所作、すべてが美しく、妖艶なその姿にうっとり…
朧気になってきた日本伝統文化の赤く染まった黄昏時の哀愁。
人生の黄昏時に差し掛かった老表現者達の暮れなずむ魂。
ダニエル・シュミット監督の退廃的で耽美な天才的美的感覚を通して再確認するこの国の本来の…
このレビューはネタバレを含みます
胸熱です。
公開時玉三郎45歳。
その若々しい素顔と快活な受け答え。
歌舞伎を見だしたのは十数年前からだから、時間が巻き戻された魔法に感極まる。
冒頭から鷺娘のラストをめっちゃヨリで見せて貰って…
🄫1995 T&C FILM AG / EURO SPACE