面白かったです。
世の中には金を増やすことに価値があると信じている人と、そうではないところに価値を見出している人がいるということなのだろう。
堀江貴文さんがゲームストップ株騒動について語る中で、「ゲームストップ株を持っている奴の中にはアホも多いから・・」と言っていた。
たしかに、金を増やすという意味では、株価が高騰した後もゲームストップ株を持ちつづけなんてある意味不合理かもしれないが、株価が高騰しても株を持ち続けた人は実際に大勢いて、その人たちは金銭的に儲けることを度外視してでも、ヘッジファンドをぶっとばすという価値に投資したのだろう。
つまり、「アホ」という評価自体、どういう物差しを持つかということにすぎない。
右にいる人からは左側の人がアホに見え、左にいる人からは右側の人がアホにみえる。
それだけのことなのだから、金を持ってるくらいで調子に乗り、人をアホ呼ばわりすることもまたアホなのだ。
とはいえ、俺だったら株売っちゃうだろうな。
本作を観て、そんなことを思いました。