Takashi

マルコヴィッチの穴のTakashiのレビュー・感想・評価

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)
3.5
すごく久しぶりに観た。
面白い。7階半にある天井が異常に低いオフィスという設定から、おもしれーと興奮してしまった。

以下、ネタバレを含むかな。


人形使いのクレイグはマルコヴィッチの中に入ったけど、マルコヴィッチになった後もやってることは人形使いでありクレイグそのものだ。だからクレイグが中に入っているマルコヴィッチはクレイグのようなのだが、決してクレイグではなく世間からは人形使いに転身したマルコヴィッチと評価されている。

マルコヴィッチをマルコヴィッチならしめるものは何なのか

クレイグをクレイグならしめているものは何なのか

自分という人間を定義するものは何なのか?

人は変わるものだと思うが、どの自分も自分であるし、本当の自分などありはしないと思うので、「マルコヴィッチの穴」のように混乱することはないと思っている。私は。

「本当の自分」というものを考える人は「マルコヴィッチの穴」的なのかな?とか思ったりした。

うーむ。
Takashi

Takashi