「事実は人によって違う」
弔文代筆業の男。
弔文を書くために故人のことを親しい人達から聞いていく。彼らの故人に対する思い出は、「故人がどんな人だったのか」を客観的に示すのではなく、「故人をどう思っ…
映画『耳をかたむけて』
中国
@東京国際映画祭
監督:リュウ・ジャイン
『鵞鳥湖の夜』のフー・ゴーが違った顔をみせる。今回は地味で真面目な男。
弔文を書くことが仕事の主人公。
作家を目指してバイ…
このレビューはネタバレを含みます
他者の人生に触れる仕事として
弔文を書いていて
後半につれてどんどん
自分の人生や創作についての話に。
同居人はイマジナリーフレンドって
分からせるときの表現が丁度良い。
創造の部分の表現がかな…
東京国際映画祭にて鑑賞
弔文を書く主人公。
同じ人物でも見る角度によってまったく別人ように見えてくる。埋もれていたものを見つけ出すように故人の周囲の人から話を聞き出し丁寧にその人の人生と向き合う…
聖書にこんな言葉がある。「祝宴の家に行くよりは、喪中の家に行くほうがよい。そこには、すべての人の終わりがあり、生きている者がそれを心に留めるようになるからだ」
もちろんリュウ・ジャインという人がこ…
ストーリーテリングをテーマにした物語だけど、言葉に頼り切らずカメラワークや照明・演者の表情など「言葉にならなかったもの」で多くを語ろうとする演出が渋くて良い。『鵞鳥湖の夜』がとても好きなので本作主演…
>>続きを読む脚本家志望だったものの夢破れ、今は弔文を書く仕事をしている四十近い男が、ある女性との出会いにより心のわだかまりが明かされていく…という、なんだか『おくりびと』チックな内容。
個人的に中国映画はアクシ…
これはとても好きでした。
脚本家の夢が暗礁に乗り上げ、
依頼されて弔文を書く日々。
文案を考えるために様々な人と出会い
故人の話を丁寧に拾っていく
主人公の優しさが不器用ながらも心地よい。
喪の作業…
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