つー

青春18×2 君へと続く道のつーのレビュー・感想・評価

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)
4.7
「泣けるラブストーリー」としてはもちろん、「旅と人生」についても考えさせられた映画だった。

「一休みは、より長い旅のため」という言葉が出てくるように、この作品は「人生」=「旅」と捉えており、ジミー、アミ、幸次が旅をしている。
それぞれの旅の目的は異なるのだが、その中にそれぞれの人生観や願いが込められており、何気ない日々を過ごせる尊さや人生において無駄な時間はないということを感じられ、生きるパワーをもらったような気がした。
また、雪景色・ランタン・台湾の街並みなど、旅を通じて見ることができた景色がどれも美しく、映画館という大画面・暗闇の中で見れてよかったなと感じた。

そして、旅の中で描かれる、ジミーとアミの恋。恋心を明かすシーンはないのに、2人が醸し出す雰囲気や目線といったものにお互いへの「好き」がダダ漏れていて、恋する楽しさとじれったい感じが観ていて本当に可愛らしかった。

シュー・グァンハン、清原果耶を始めとしたキャスト陣の演技も良く(特にシュー・グァンハンの18歳と36歳の演じ分けはお見事!)
端役まで豪華で贅沢な映画だった。
つー

つー